テルモ、自宅で測定した血糖値や血圧などを医師と共有できるシステム

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2015/05/19 17:59

 テルモは5月18日、患者が自宅で測定した血糖や血圧などのバイタルデータを病院外来で一括して見える化・管理できるマネージメントシステム「HRジョイントスマイルデータビジョン」の無料ダウンロードサービスを、医療機関向けに提供を開始した。

患者が自宅で測定したバイタルデータを病院外来で一括して見える化・管理できるマネージメントシステム「HRジョイントスマイルデータビジョン」

 「HRジョイントスマイルデータビジョン」は、対象機器をNFC(近距離無線通信技術)リーダーに置くだけで、測定データを瞬時に取り込み、グラフ化できるシステム。医療従事者が患者の血糖値や生活習慣データを同時に把握できる。外来診療時に生活習慣の振り返りなどを行う際に、患者とのコミュニケーションを深めるツールとして活用できる。外来で使うシステムとしては、日本で初めて、血糖値だけでなく、血圧、体重、活動量などの推移を一画面で同時に見ることができるようになった。

「HRジョイントスマイルデータビジョン」対応機器の新製品を発売。左上から血圧計「ES-W700DZ」、体組成計「WT-B100DZ」、下がデータの読取り・保存・出力ができる専用カード「RW-M01D」

 あわせて、対応機器の新製品として、血圧計「ES-W700DZ」と体組成計「WT-B100DZ」を追加した。これらのデータの読取り・保存・出力ができる専用カード「RW-M01D」を使うことによって、測定データをコンパクトに持ち運びすることができる。いずれも、コールセンターや一部の薬局などで購入できる。税込み価格は、「ES-W700DZ」と「WT-B100DZ」がそれぞれ1万2744円、専用カード「RW-M01D」は3129円。