オリンパス、F2.0の明るいレンズを搭載したタフコンデジ

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2015/04/23 19:47

 オリンパスは、防水、防じん、耐衝撃、耐低温、耐荷重の5大タフ性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「Toughシリーズ」の新製品として、F2.0の明るいレンズや進化したマクロシステムなどを搭載したフラッグシップモデル「OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough」を5月22日に発売する。カラーは、ブラック、レッドの2色。価格はオープンで、税別の実勢価格は4万7000円前後の見込み。

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

 F2.0の明るいレンズによって、光量が足りないシーンでもISO感度を低く抑えて撮影できる。また、「DSA(大偏肉両面非球面)レンズ」を採用することで高い収差補正性能を実現するとともに、HD(高屈折率高分散)およびHR(高屈折率)レンズによって、明るい広角ズームで起こりやすい色のにじみを抑制する。焦点距離25~100mm相当(35mmフィルム換算)の光学4倍ズームレンズと、有効画素数1600万画素のCMOSセンサを備える。

 本体は、一般的な体験ダイビング程度ならプロテクターなしで撮影を楽しめる水深15mの防水、2.1mの耐落下衝撃、-10°Cの低体温での動作保証、100kgfの耐荷重、防じんの5大タフ性能を搭載。ホールディング性を重視したグリップ部、大きくて押しやすい操作ボタン、レンズ周りの耐久性・信頼性を高める金属素材の大型リングなど、アウトドアでの使用に適したデザインを備える。

 マクロ機能は、「顕微鏡モード」「顕微鏡コントロールモード」「深度合成モード」「フォーカスブラケットモード」を搭載する。

 「顕微鏡モード」は、レンズ先端から10mmまで被写体に近づくことができ、焦点距離100mm時(35mmフィルム換算)では約6.9倍、超解像ズーム時には約13.8倍まで被写体を拡大して撮影できる。「顕微鏡コントロールモード」は、被写体との距離が10mmの時に背面液晶上で表示倍率を確認でき、表示倍率の変倍にも対応する。

 「深度合成モード」は、手前から奥までピントをずらしながら8枚を連続撮影して合成を行い、深い深度でピントが合った写真をつくれる。「フォーカスブラケットモード」は、手前から奥までピントをずらしながら連続撮影し、ピンポイントで正確にピントが合った写真を撮影できる。

 無線LAN機能を備え、iOS/Android対応アプリ「OLYMPUS Image Share」を使えば、撮影した写真をその場でスマートフォンに転送して、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでシェアできる。また、スマートフォンの画面をライブビュー画面として使った撮影にも対応する。さらに、GPS機能によって、撮影画像への位置情報の記録や、移動軌跡のSDカードへの記録が可能で、GLONASSとQZSSにも対応しているので高い精度で測位できる。

 このほか、RAW記録や、希望の位置にフォーカスエリアをセットできる「AFターゲット選択」、モードダイヤルに好みの設定を登録できる「C1/C2モード」など、多彩な機能を搭載する。

 対応メディアは128GBまでのSDXC/SDHC/SDカードで、Eye-Fiカードも使える。また、本体には55MBの内蔵メモリも備える。サイズは幅111.5×高さ65.9×奥行き31.2mmで、重さは247g。