パナソニック、世界最薄のコミュニケーションカメラ「LUMIX DMC-CM1」、一眼に迫る画質

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2015/01/21 16:22

 パナソニックは、1インチの大型センサ、新開発のライカレンズ、LTE通信機能を備え、4K動画撮影に対応した世界最薄のコミュニケーションカメラ「LUMIX DMC-CM1」を、3月12日に2000台の台数限定で発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は12万円前後の見込み。

DMC-CM1

 開放F値2.8、焦点距離10.2mm(35mmフィルム換算で28mm相当)の「LEICA DC ELMARIT」レンズと、有効画素数2010万画素の1インチ高感度MOSセンサを搭載したコンパクトデジタルカメラ。

 パナソニックの光学技術やセンサ/レンズの小型化・薄型化技術によって、世界最薄サイズながらデジタル一眼カメラ並みの性能をもつ。

 大型センサによる高感度や広いダイナミックレンジで、高感度撮影時でもノイズを抑えた高画質撮影ができる。被写界深度が浅く、ボケ味を生かした一眼カメラ並みの表現力を備える。

 画像処理エンジンには、高速の「ヴィーナスエンジン」を採用。明部と暗部のノイズ量を見分けて、最適なノイズリダクション効果を施す「マルチプロセスNR」が、さまざまな撮影領域でノイズを抑制しながら、ディテールまで忠実に被写体を再現する。

 このほか、充実したマニュアル撮影機能を搭載。絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールなどを設定できるコントロールリングを備える。

 動画撮影は、4K15pでの撮影に対応。新開発アプリ「4Kプリ連写」を使えば、シャッターを押した瞬間の前後それぞれ1.5秒を、1秒あたり15コマの連写で記録する。この45枚の写真から好きな1枚を選択することで、シャッターチャンスを逃すことがない。

 OSはAndroid 4.4。LTE通信に対応し、標準搭載アプリを使って撮影した写真の表示や編集、オンライン保存、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)への投稿が楽しめる。また、Google Playからのアプリのダウンロードにも対応する。

 天面のスイッチで、カメラとAndroidを切り替える。撮影スポット検索アプリ「Photo Search」や撮影場所、撮影条件を共有できるアプリ「Pashadelic」も標準搭載。IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)に対応する。

 対応メディアはmicroSDXC/microSDHC/microSDカードで、内蔵メモリは2GB。サイズは幅135.4×高さ68.0×奥行き21.1mmで、重さは約204g。