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タムロン、手ブレ補正搭載の超広角ズームレンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」、キヤノン用とニコン用を発売

ニュース

2014/12/22 19:07

 タムロンは、35mmフルサイズ対応のデジタル一眼レフカメラ向け大口径超広角ズームレンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」のキヤノン用とニコン用を、12月25日に発売する。税別価格は14万円。なお、ソニー用の発売も予定している。

SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)

 焦点距離15~30mmの超広角ズームレンズ。超広角域の15mmは、人間の目では捉えきれない広大な風景を1枚の写真に収めることができ、準広角域の30mmはストリートスナップが撮影できる。

 レンズ構成は13群18枚で、新たに「XGM(大口径ガラスモールド両面非球面)」レンズを前群に配置するとともに、複数枚の非球面レンズや「LD(異常低分散)」を適切に配置することで、歪曲収差や倍率色収差などを大幅に抑制し、画像周辺まで高い解像性能を実現する。

 35mmフルサイズ対応の大口径超広角ズームレンズとしては、世界で初めて手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」を搭載し、低照度下での低速シャッター時や、画質悪化の原因となるわずかな手ブレを抑制する。

 レンズ面には、自社開発の「新BBAR(Broad-Band Anti-Reflection)」コーティングを最適化するとともに、超低屈折率のナノ構造膜を備えた「eBANDコーティング」を採用し、超広角ズームレンズで起こりやすい有害光線による反射を防止し、抜けのよいクリアな画質を実現する。さらに、車載用レンズに用いられる防汚コートを写真レンズ向けにしてレンズ最前面に施し、汚れを落としやすくした。

 開放F値2.8の浅い被写界深度を生かし、ワイドな画角でも美しいボケ表現を楽しむことができる。デフォーカスの描写にも考慮しているので、なだらかなボケ表現のなかで被写体を際立たせる。また、円形絞りを採用し、開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円状の絞り形状を保つ。

 このほか、超音波モーター「USD(Ultrasonic Silent Drive)」の採用によって、高速・高精度で静かなAF(オートフォーカス)を実現。AF設定のままMF(マニュアルフォーカス)でピントを微調整できるフルタイムマニュアル機構を搭載する。フード設計は、ワイドからテレへのズーム時に前群が後退する光学系を利用し、テレ側でも効果的に遮光する。

 サイズは最大径98.4mmで、長さはキヤノン用が145.0mm、ニコン用が142.5mm。重さはどちらも1100g。フィルターは装着できない。