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富士フイルム、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X30」、最大0.65倍表示で最短表示タイムラグのEVF搭載

ニュース

2014/08/27 18:56

 富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「Xシリーズ」の新製品として、最大0.65倍表示で高精細236万ドット、世界最短表示タイムラグの電子ビューファインダー(EVF)「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載したプレミアムモデル「FUJIFILM X30」を、9月20日に発売する。カラーは、ブラック、シルバーの2色。価格はオープンで、税別の実勢価格は6万5000円前後の見込み。

FUJIFILM X30

FUJIFILM X30

 焦点距離7.1~28.4mm(35mmフィルム換算で28~112mm相当)のフジノン光学4倍ズームレンズ、有効画素数1200万画素で原色フィルターを採用した「X-Trans CMOS II」センサを搭載するプレミアムコンパクトデジタルカメラ。

 独自開発の「X-Trans CMOS II」センサは、非周期性の高いカラーフィルター配列によって、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色の発生を抑える。ローパスフィルターを使用しないことで、レンズからの光をよりクリアにセンサ上の画像に届け、画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」と組み合わせることで、すぐれた解像感と低ノイズの画像を得ることができる。

 「リアルタイム・ビューファインダー」は、EVFの弱点である表示タイムラグを世界最短の0.005秒まで短縮。236万ドットの有機ELディスプレイと新設計のファインダー専用レンズによって、小型コンパクトズーム機としては最大の0.65倍表示を実現し、光学ファインダーに迫る映像を見ながら撮影できる。

 AF(オートフォーカス)速度は、センサ内にAF動作用の位相差画素を配置することで、世界最速の約0.06秒を実現。像面位相差AFとコントラストAFを被写体やシーンに応じて自動で切り替える「インテリジェントハイブリッドAF」によって、あらゆるシーンで高速・高精度な合焦を実現する。

 レンズ鏡筒には、マニュアルズームリングと各撮影モードでよく使う設定項目を自動で割りあてることができるコントロールリングを搭載。ズームリングを回して構図を決めながら、コントロールリングで各種設定を変更して撮影できる。コントロールリングの設定は、本体前面の「コントロールリング設定ボタン」で選択。ISO感度やフィルムシミュレーション、ホワイトバランス、連写などの割りあてに対応する。

 無線LANを利用したワイヤレス通信機能を搭載。iOS/Android対応の専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」で、スマートフォン/タブレット端末を使用して、ワイヤレスでシャッターや露出などを操作して撮影できる。タッチAFやシャッタースピードなどの基本操作をはじめとした多様な設定に対応し、スマートフォンを使ってカメラ内の写真や動画を閲覧・転送する機能を備える。

 このほか、独自のカラーモード「フィルムシミュレーション」や、高度なアート表現を楽しめる「アドバンストフィルター機能」、多重露出機能、マニュアルフォーカス時に被写体のコントラストが高い箇所の輪郭を強調表示する「フォーカスピーキング機能」など、多彩な撮影機能を搭載する。毎秒60/50/30/25/24コマのフルHD動画撮影にも対応し、動画撮影時でもマニュアル露出設定を利用できる。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iメディアにも対応する。内蔵メモリは約55MB。サイズは幅118.7×高さ71.6×奥行き60.3mmで、重さは約423g。