パイオニア、ヘッドホンユーザー向けUSB DAC「U-05」、8ch DACパラレル駆動を採用

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2014/06/17 12:55

 パイオニアは、8ch DACパラレル駆動の採用によって高精度のD/A変換を実現したヘッドホンアンプ内蔵型USB DAC「U-05」を、7月下旬に発売する。税別価格は10万5000円。

U-05

U-05

 左右のチャンネルごとに384kHz対応ESS製8ch DAC(ES9016)が、それぞれ8chパラレル駆動することでノイズを低減し、高いS/N比を実現。DSD 5.6MHz/PCM 384kHzの高音質フォーマットに対応し、ASIOドライバによるDSDネイティブ再生や高精度クロックで伝送を制御し、ジッターを大幅に低減する「アシンクロナス転送」に対応する。

 「SHARP」「SLOW」「SHORT」の3種類のモードで音質を調整できる「デジタルフィルター」機能や、DACのロックレンジ精度を調整してジッターノイズを低減する「ロックレンジアジャスト」機能、原音を忠実に再生する「DIRECT」モード、楽曲の32ビット拡張や最大384kHzでアップサンプリングできる「オーディオスケーラー」機能を搭載する。

 ヘッドホンアンプには、クリアな音質の実現のためにバランス信号伝送方式を採用。高音質チューニングを施したディスクリート回路構成をもつ。また、音量の微調整ができる「ファインアジャスト」ボリュームや、インピーダンスの異なるヘッドホンにも対応する「ゲイン切替スイッチ」を備える。

 独立巻き線構造のシールドケースつき大型電源トランスや、独自の電源用コンデンサ、ノイトリック製バランス端子、削り出しタイプのRCA端子、極太電源コードなど、オーディオ専用の高音質パーツを使用。制振性にすぐれた低重心設計のきょう体は、前面、天面、側面パネルにはアルミ材を使用したフラットデザインを採用する。

 ヘッドホン端子は、ヘッドホンのリケーブルに対応するXLR3/XLR4タイプのバランスヘッドホン端子×2と標準ヘッドホン端子×1を搭載する。デジタル入力端子は、USB-B×1、コアキシャル×2、オプティカル×2、AES/EBU×1で、プリアンプとしても使用できるボリューム連動/固定選択アナログ出力(XLR3/RCA)×2を備える。