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アップル、デザインを一新した「iOS 7」を無料ソフトウェアアップデートで9月18日から提供

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2013/09/11 18:55

 アップルは、9月11日、デザインを一新した美しい新ユーザインターフェースを採用し、200以上の新機能を搭載した「iOS 7」を、iPhone/iPad/iPod touch向けに無料ソフトウェアアップデートとして9月18日から提供すると発表した。

iOS 7を搭載したiPhone 5s

iOS 7を搭載したiPhone 5s

 約1年ぶりのアップデートとなる「iOS 7」は、9月21日に発売する「iPhone 5s/5c」の技術やデザインに合わせて設計した。64ビットアーキテクチャで開発した上位機種「iPhone 5s」向けに、内蔵アプリケーションをすべて64ビット用に再設計し、新たに搭載した指紋認証センサ「Touch ID」もOSレベルで深く統合している。また、「iPhone 5s」の新しい「iSight」カメラをフル活用することで、自動画像手ブレ補正、バーストモード、120fpsでのスローモーションビデオなどの新機能や、最大2倍速くなったオートフォーカス、より速い写真キャプチャー、よりすぐれたダイナミックレンジを実現した。

 このほか、画面下からスワイプするだけで機内モード、Wi-FiBluetoothなどの設定にアクセスできる「コントロールセンター」、ロック画面からも利用できるようになった「通知センター」、向上したマルチタスキング、強化した写真・カメラ機能、フルスクリーンで閲覧できるようになった「Safari」、「FaceTime」での音声通話などの新機能を搭載する。

iPad(第3・第4世代iPad、iPad 2)、iPad miniも無料で「iOS 7」にアップデートできる

iPad(第3・第4世代iPad、iPad 2)、iPad miniも無料で「iOS 7」にアップデートできる

 最大の変更点は、アイコンやフォントなどのデザイン。カラフルなポリカーボネート製ボディの「iPhone 5c」を引き立てるようにデザインし、ボディと壁紙、そのほかのユーザーインターフェースの色調と統一感のあるデザインにした。さらに、これまで有料で提供していたアップル純正アプリ「iPhoto」「iMovie」「Keynote」「Pages」「Numbers」を無料化。9月1日以降にアクティベートした条件を満たす「iOS 7」対応デバイスなら、App Storeから、これら五つのアプリを無料でダウンロードできる。

9月1日以降にアクティベートしたiOS 7対応デバイスならば、これまで「iWork」として有料で提供していた「Keynote」「Pages」「Numbers」を無料で利用できる

9月1日以降にアクティベートしたiOS 7対応デバイスならば、これまで「iWork」として有料で提供していた「Keynote」「Pages」「Numbers」を無料で利用できる

 新製品の「iPhone 5s」「iPhone 5c」は、iOS 7をプリインストールする。無料ソフトウェアアップデートの対象機種は、iPhone 5、iPhone 4S/4、iPad 2以降のiPad、iPad mini、第5世代iPod touch。なお、一部の機能は利用できない場合がある。