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ヤマハ、ネットワーク&スマートフォン対応7.1chAVレシーバー「RX-V775」、WAV/FLACオーディオ再生に対応

ニュース

2013/05/07 14:51

 ヤマハは、最大192kHz/24ビット・WAV/FLAC対応のハイレゾ音源再生に対応するネットワーク&スマートフォン対応の7.1chAVレシーバー「RX-V775」を、5月下旬に発売する。カラーは、ブラック、ゴールドの2色。価格は9万2400円。

RX-V775

RX-V775

 最新世代バーブラウンDAC(全チャンネル)、デジタル/ビデオ/アナログオーディオ/表示系をそれぞれ独立した4回路分離パワーサプライを採用している。

 微小信号の再生品位を高める「D.O.P.G.(DAC on Pure Ground)」コンセプトにもとづいてグランドの相互影響を徹底排除し、基板レイアウトの変更によってアナログ信号経路を最適化した。ロージッターPLL回路、ピュアダイレクトモードなどの高音質技術や、前面USB端子経由でのiPod/iPhone/iPadデジタルダイレクト接続は引き続き搭載する。

 オーディオ系の構成パーツはヒアリングテストで厳選し、プログラムソースの情報量が高まるほど威力を発揮する低重心で見通しのよいサウンドにチューンアップしている。

 再生機能は、音楽CDを上回る情報量をもつ192kHz/24ビットのWAV/FLAC対応の高音質ネットワークオーディオ再生機能を備える。また、iPod touch/iPhone/iPadやPC内のiTunesライブラリに保存した音楽コンテンツをワイヤレスでストリーミング再生するAirPlayや、世界中のインターネットラジオ局にアクセスできるvTunerに対応する。

 フロント端子にはMHL(Mobile High-Definition Link)対応の携帯端末を接続でき、最大フルHD(1080p)映像と最大7.1chのマルチチャンネル音声の伝送、本気側リモコンでの端末操作を実現。さらに、4K Ultra HDと3D映像伝送、主要メーカー製テレビ/レコーダーとのリンク機能などに対応した合計6入力/2出力のHDMI端子を備える。

 テレビ側のデジタル音声をHDMI経由でAVレシーバーに伝送するオーディオリターンチャンネル(ARC)を採用しているので、テレビとの接続はHDMIケーブル1本にまとめることができる。

 音場に高さ方向のデータを加えて、左右メインスピーカーの上部に搭載したプレゼンススピーカーを使って立体的なサラウンド空間を再現する「シネマDSP<3Dモード>」を備える。「シネマDSP<3Dモード>」を、通常の7.1chまたは5.1chスピーカー構成で手軽に楽しめるVPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)や、VPSを使ったダイアログリフト機能、「シネマDSP<3Dモード>」と通常配置の7.1chサラウンドを音場プログラムに合わせて自動選択できるデュアル7.1chに対応する。

 このほか、部屋固有の初期反射音をより積極的に制御するよう改良した「R.S.C.(Reflected Sound Control)」技術や、最大8か所の計測結果を総合的に判定して調整精度を高めるマルチポイント計測を備えた視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.(Reflected Sound Control)」を搭載。あたかも専用施工された部屋のような自然な音場の再現を可能にしている。

 映像伝送機能は、4K Ultra HD映像信号の伝送(パススルー)に加えて、従来のHD/SD画質の映像信号をUltra HD相当の解像度まで引き上げてテレビへ伝送する「4Kアップスケーリング」にも対応する。また、GUI画面を採用した日本語対応OSD(オンスクリーンディスプレイ)も備えている。

 ヤマハAVアンプ専用アプリ「AV CONTROLLER」に対応し、スマートフォンタブレット端末でビジュアライズした操作画面を見ながら本体の操作や設定ができる。対応OSは、iOS 4.3以降、Android 2.1以降。

 別売のBluetoothワイヤレスオーディオレシーバー「YBA-11」を使えば、無線LAN環境を利用することなく、Bluetooth対応スマートフォンなどの音楽コンテンツのワイヤレス再生を手軽に楽しめる。

 音声入力は、アナログ入力がRCA×5系統(Phone入力×1系統を含む)、デジタル入力が光×2系統、同軸×2系統の計4系統、その他はUSB×1系統、ネットワーク×1系統。映像入力は、コンポーネント×2系統、コンポジット×5系統、D端子×1系統の計8系統。

RX-V775のバックパネル

背面には、豊富な入出力端子を備える

 音声出力は、SP OUT×9ch、拡張SP OUT×2ch、AV OUT×1系統、ヘッドホン出力×1系統、PRE OUT×7.2ch。映像出力は、MONITOR OUTがコンポーネント×1系統、コンポジット×1系統、AV OUTがコンポジット×1系統の計3系統。さらに、HDMI入力×6系統(前面入力/MHL入力兼用×1系統を含む)、HDMI出力×2系統(同時出力可能)を備える。サイズは幅435×高さ171×奥行き368mmで、重さは10.5kg。