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ヤマハ、「VOCALOID3」に対応する三つの男声歌声ライブラリをセットした「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」

ニュース

2013/04/26 21:16

 ヤマハは、「VOCALOID3」に対応する三つの男声歌声ライブラリをセットした「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」を6月下旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は1万2800円前後の見込み。

VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT

VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT

 「VOCALOID」は、歌詞とメロディ(楽譜情報)を入力するだけで楽曲のボーカルパートを制作できる歌声合成ソフト。最新版の「VOCALOID3」は、PC用の歌声編集ソフト「VOCALOID3 Editor」に歌手の声のデータベース「歌声ライブラリ」をインストールすることで、自由に歌声の制作が楽しめる。

 「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」は、「VOCALOID」製品で初めて歌声の主が異なる複数の歌声ライブラリをセットにしたもの。3名の若い男性の声から製作した「儚さを秘めた哀愁漂うスウィートボイス」「明るく前向きで力強さ溢れる正統派ボイス」「外国人ならではの抒情的なハスキーボイス」の三つの男声歌声ライブラリを使用し、ソロはもちろんユニゾンやコーラスを用いた歌声が制作できる。

 「VOCALOID3 Editor」の機能を拡張できるプラグインモジュール「VOCALOID3 Job Plugin」として、初心者でも安心な「ZOLA_Unizon」が付属。自動的に「VOCALOID」の歌声パラメータをユニゾンやコーラスに適した値に調整できる。また、「VOCALOID」での楽曲制作を解説した入門用のDVDが付属し、これから「VOCALOID」を始める人やユニゾンやコーラスを用いた楽曲に挑戦する人でも安心して使用できる。対応OSは、Windows8/7/Vista(32bit)/XP(32bit)。

 製品のイメージイラストには日本を代表するファインアート画家の天野喜孝氏を、製品ロゴデザインには書道家の武田双雲氏を起用。また、今後発表を予定している公式デモ曲の制作は、1980年代からヤマハのシンセサイザーや音楽アプリケーションなどの開発に携わってきた浅倉大介氏と、ポップスやアニメソングなど、数多くのヒットを生み出してきた森雪之丞氏が担当する。

 ドワンゴとニワンゴが主催するイベント「ニコニコ超会議2」の「超ボーカロイドエリア」で、開発版のソフトと音源を公開する。日時は4月28日12時20分~13時20分で、場所は千葉・幕張メッセのホール7。「超ボーカロイドエリア」特設ステージでのトークイベント中に公開する。また、4月27~28日は、天野喜孝氏の製品イメージイラストの原画、武田双雲氏の製品ロゴの原書を展示する。