【CEATEC JAPAN 2012】KDDIが限りなく完成品に近い「Smart TV Box」を出展

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2012/10/04 20:26

 KDDIは、IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2012」に、ケーブルテレビ(CATV)向けセットトップボックス(STB)「Smart TV Box」を出展した。開幕日の10月2日には、プレス向けカンファレンスを開催した。

ケーブルテレビ向けセットトップボックス「Smart TV Box」

 新規事業統括本部 メディア・CATV推進本部の河上浩一本部長は、「7月に開催したケーブル技術の展示会『ケーブルコンベンション2012』で発表したが、今回は限りなく完成版に近いものを持ってきた。CATVは多チャンネルサービスとして豊富な番組を提供しており、スマートフォンはいつでも、どこでも、誰とでも自由に使えるのが特徴。二つのいい点をつなぐのが『Smart TV Box』だ。いま使っているテレビを簡単にスマートテレビにして、さまざまな機能を楽しむことができる」と説明した。

「Smart TV Box」のコンセプトを説明する河上本部長

 「Smart TV Box」は、Android 4.0を搭載。無線LANのアクセスポイントの機能で、スマートフォン、タブレット端末と連携する。HDDは内蔵せず、USBで外付けHDDを接続して番組を録画することができる。トリプルチューナーを搭載し、録画しながら別のテレビ番組を視聴したり、タブレット端末やスマートフォンで映像を楽しんだりできる。

 ホーム画面は、「テレビエリア」「インフォメーションエリア」「PLAYエリア」「アプリエリア」の四つに分かれ、「テレビエリア」では、地上/BS/CSの番組表を表示し、番組検索ができる。「インフォメーションエリア」では、天気やニュースなどの情報や、見逃したニュースをチェックできる。

ホーム画面は四つのエリアに分かれる

 「PLAYエリア」では、ビデオパスやニコニコ動画などのメディアコンテンツ、ゲームなどを提供。「アプリエリア」は、auスマートパスやGoogle Playでアプリのダウンロードができる。auのスマートフォンでauスマートパスを利用していれば、追加料金不要で楽しめる。

参考出品の「Stick型 Smart TV」

 このほか、テレビと本体をHDMIケーブルで接続し、Wi-Fi経由でネット接続してauスマートパス、ビデオパス、ビデオ通話などのコンテンツをテレビで楽しめる「Stick型 Smart TV」も参考出品。auショップや量販店などで販売する予定で、より手軽にテレビをスマートテレビにすることができる。