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【東京ゲームショウ2012】SCEブースでゲーム世界に没入できる究極のアイテム「HMZ-T2」を体験

ニュース

2012/09/21 20:29

 ゲーム機メーカーの出展が減少するなか、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)ブースは盛況だった。開幕の前日には、小型・軽量化してデザインを一新した「PlayStation 3(PS3)」、新色の「PlayStation Vita(PS Vita)」を発表するなど、ゲーム機の普及・拡大に力を注いでいる。

ゲームショウのSCEブース

 ソニーといえば、ゲーム機だけではなく、テレビやレコーダーなどデジタル家電などを世に送り出している総合デジタル家電メーカー。ブースでは、ゲーム機専用メーカーではできない、よりゲームの世界を楽しむための提案に力を入れている。

「PlayStation Vita(PS Vita)」の新色、コズミック・レッドとサファイア・ブルー

 先日、ソニーはヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Personal 3D Viewer」の新モデル「HMZ-T2」を10月13日に発売すると発表した。SCEブースには、この「HMZ-T2」の体験コーナーを設置。もちろん、体験するコンテンツはゲームソフトだ。タイトルは、セガの『龍が如く5 夢、叶えし者』、コーエーテクモゲームスの『真・北斗無双』、コナミの『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』『SILENT HILL DOWNPOUR』など8タイトル。

「HMZ-T2」の体験コーナー

 「HMZ-T2」は、280×720画素の0.7型HD有機ELパネルに750型相当の映画館クラスの迫力ある仮想ワイドスクリーンを表示。直径13.5mmドライバユニットを採用した密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式の高音質ヘッドホンが付属する。また、本体にヘッドホン端子を備えているので、お気に入りのヘッドホンを装着することもできる。つまり、自宅の狭い部屋にいながら、大画面映像と隣近所を気にしなくてもすむ大迫力のサウンドを楽しむことができるのだ。まさにゲームの世界にいるような没入感を味わうことができる。ただ、手元のコントローラが確認できないのが難点といえば難点だ。

目の前の大画面映像と迫力のサウンドが楽しめる

 さらにSCEブースから飛び出し、「ヘッドマウントディスプレイ没入感研究所」ブースでは「HMZ-T2」にヘッドトラッキングシステムとライブカメラを組み合わせた「SRシステム」を参考出品していた。

「SRシステム」

 「SRシステム」は、ライブカメラを通じて外の映像を見ることができる。もちろん、録画映像など、あらかじめ用意した映像コンテンツを視聴することもできる。おもしろいのが、パノラマで撮影した映像を用意すると、ヘッドトラッキングと連動して360°好きな方向を見ることができるという点。つまり、いまいる部屋をパノラマ撮影した動画を用意すると、もはやライブカメラの映像なのか録画映像なのか、まったく区別ができない。

メイン画面が体験者が見ている映像。しかし実際は体験者の前には誰もいない

 この「SRシステム」を使ってどんな体験ができるのか、ぜひブースに行って確かめてほしい。残念ながら一般公開日分の参加抽選はすでに終了しているが、ブースでは体験者が見ている映像と実際の体験者のいる部屋の様子をモニタで確認することができる。「SRシステム」はいまのところ、商品化の予定はないという。つまり、ここでしか見ることができない製品だ。ぜひ足を運んでほしい。