「東京ゲームショウ2012」が開幕、過去最多の209社が参加

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2012/09/20 22:15

 9月20日、世界最大のコンピュータエンタテインメントショー「東京ゲームショウ2012」が、千葉・幕張メッセで開幕した。出展社数は昨年の193社から209社に、出展タイトル数は昨年の736タイトルから1043タイトルに増え、また小間数も1609小間と昨年を上回った。一方、ゲーム機メーカーの任天堂は今年も参加せず、マイクロソフトも出展を見送った。

「東京ゲームショウ2012」が開幕

 オープニングセレモニーでは、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の鵜之澤伸会長が「今回、史上最多の作品数となった。出展社数も200社を超え、歴代2位、小間数は歴代4位と大変盛況。海外メーカーの出展社数も増え、今年は83社が出展した。アジアで一番存在感のあるショーになりたいという目標を徐々に達成できている」と手応えを語った。

手応えを語るCESAの鵜之澤伸会長

 共催する日経BP社の長田公平社長は「スマートフォンやタブレット端末、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、クラウドゲームなど、新しいプラットフォームが拡大している。これによって、ゲームを楽しむ人が増えた。またインターネットを介して配信するなど、ゲームの供給が簡単になったのも後押ししている。ゲーム産業は新たな日本の成長産業。海外での日本企業躍進の柱になると思っている」とゲーム業界の将来を語った。

ゲーム業界の将来を語る日経BP社の長田公平社長

 長田社長のコメント通り、今回の出展傾向をみると、スマートフォン向けのゲーム作品が昨年の3倍近い265タイトル出品されている。またゲーム機は、10月発売のソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション3」の小型・軽量モデル、12月発売の任天堂「Wii U」が目玉だ。「Wii U」は、バンダイナムコゲームスやコーエーテクモゲームスなど「Wii U」対応ゲームソフトを出展しているブースで試遊することができる。

注目のゲーム機、任天堂「Wii U」

 9月23日までの開催で、入場料は中学生以上が1200円、小学生以下は無料。4日間で19万5000人の来場を見込む。