ソニー、ヘッドホンで5.1chサラウンド、ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」

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2012/09/13 18:52

 ソニーは、750型相当の映画館クラスの迫力ある仮想ワイドスクリーンが目の前に広がるヘッドマウントディスプレイ「Personal 3D Viewer」の新モデル「HMZ-T2」を、10月13日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は7万円前後の見込み。

HMZ-T2

 独自の有機ELディスプレイ技術と半導体技術によって開発した1280×720画素の0.7型HD有機ELパネルや、独自技術の5.1chバーチャルサラウンドに加え、音と映像の臨場感を高めるための進化を実現した。

 直径13.5mmドライバユニットを採用した密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式の高音質ヘッドホンが付属。本体にヘッドホン端子を備えているので、お気に入りのヘッドホンを装着することができる。さらに、インナーイヤー/オーバーヘッドのヘッドホンタイプに応じたバーチャルサラウンドの切替に対応。さまざまなタイプのヘッドホンで、5.1chバーチャルサラウンドを楽しむことができる。

 映像は、フィルム映画と同じ毎秒24コマで動きを再現する「24p True Cinema」や、ゲームなどの動きの速いシーンでも残像感が少ないくっきりとした映像を再現するパネルドライブモード「クリア」によって、よりリアルに再現する。

 本体は、従来比20%以上の軽量化を図ったほか、新ヘッドバンド機構によって装着感が向上し、安定感が大幅に向上した。ヘッドパッドは位置調節機能を備え、顔の形やメガネに合わせて調整することができる。外部からの光を遮断する「ライトシールド」は高い遮光性能をもち、より深い没入感のなかで映像を楽しむことができる。

 3Dは、左目用、右目用それぞれのパネルに独立した左右用の3D映像を常に表示する「デュアルパネル3D方式」。クロストーク(ぼやけ)がなく、左右用のそれぞれのパネルでHD映像を表示し、自然で明るい高純度な3D映像が楽しめる。

 サイズは、幅約187×高さ104×奥行き254mmで、重さは約330g。9月12日から、東京・銀座、大阪、名古屋のソニーショールームで先行展示するほか、10月1日からは全国の販売店で予約受付けを開始する。