SCE、ネットワークレコーダー・メディアストレージ「nasne」の発売日を8月30日に決定

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2012/08/07 18:29

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、発売を延期していたネットワークレコーダー・メディアストレージ「nasne(ナスネ)」を8月30日に発売すると発表した。価格は1万6980円。

 「nasne」(CECH-ZNR1J)は、当初、7月19日に発売する予定だったが、発売日前日、工場での品質検査を経て出荷した「nasne」の一部で、輸送時に発生したと思われる内蔵HDDの部分的破損が確認され、急きょ発売を延期していた。配送の都合で、すでに商品が届いているユーザーに対しては無償で交換を受け付け、発売日以降に検査済み製品を届ける。

nasne(ナスネ)

 本体の発売延期に伴って、延期していたナスネ本体のシステムソフトウェアアップデートVer.1.50の配信を8月30日に開始する。アップデートを適用すると、家庭内ネットワークに接続した対応機器で、地上デジタル放送やBS・110度CSデジタル放送を視聴・録画できるネットワークレコーダーの機能に加え、ナスネをメディアサーバーとしても利用できるようになる。

 ナスネの発売と同時に、SCEは、PlayStation 3(PS3)専用TVアプリケーション「torne(トルネ)」のバージョン4.1の配信を開始する。バージョン4.1をインストールすると、トルネのユーザーは、ナスネに録画した地上・BS・110度CSデジタル放送の番組をPlayStation Vita(PS Vita)、PSP(プレイステーション・ポータブル)に加え、ソニー製の携帯オーディオプレーヤーウォークマン」、ポータブルナビ「nav-u(ナブ・ユー)」の対応機種にPS3経由で書き出し、録画したテレビ番組をいつでもどこでも楽しめる。なお、「ウォークマン」「nav-u」への書き出し機能は、それぞれ「STORE(トルネ屋)」で有償(500円)で販売する。

nasneの製品パッケージとセット内容

 またソニーは、「VAIO」専用のナスネ対応視聴・録画アプリケーション「VAIO TV with nasne」(ベータ版)の提供と、「Sony Tablet」でナスネを操作できる無料アプリケーション「RECOPLA(レコプラ)」のアップデートを行う。これらのアプリを利用すると、「VAIO」や「Sony Tablet」から「nasne」に直接アクセスし、テレビ番組のライブ試聴、録画番組の視聴ができる。なお、「VAIO TV with nasne」は、当初はベータ版として配布し、サポートは提供しない。

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