ソニー、定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」開始、1480円で聞き放題

サービス

2012/07/03 18:34

 ソニーは、7月3日、1000万曲を超える楽曲を、Android搭載スマ―トフォンなど、さまざまな対応機器で再生できるクラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)」を、日本向けに開始した。料金は30日間で1480円。加入後30日間は、無料で体験できるキャンペーンを実施している。

幅広い対応機器で楽しめる「Music Unlimited」

 サービス開始当初は、EMIミュージック・ジャパン、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル ミュージック、ワーナーミュージック・ジャパンなどの主要音楽会社をはじめ、多数のインディペンデントレーベルなどから許諾を受けた楽曲をラインアップし、今後、順次追加していく。楽曲は洋楽が中心で、一部邦楽も提供する。

「Music Unlimited」の紹介ページ

 「Music Unlimited」は、ソニーが展開するコンテンツ配信サービス「Sony Entertainment Network」の一つ。「Music Unlimited」は、2010年12月に英国、アイルランドでサービスを開始し、北米、欧州などでも提供してきた。新たに開始した日本を加え、現在、全世界17か国で展開している。なお、楽曲数と対応機器は、国によって異なる。

 ジャンルや年代など、カテゴリごとにあらかじめ設定した計57の「音楽チャンネル」や、お気に入りのアーティストを中心に自分でカスタマイズした「マイチャンネル」から聴きたい楽曲に簡単にアクセスし、特定のアーティストや楽曲、アルバム、関連する楽曲を検索することができる。

 楽曲の「好き/嫌い」を選択すると、ユーザーの嗜好を学習し、蓄積したデータにもとづいて、幅広い楽曲の中から好みに合うと思われる楽曲をリコメンドするパーソナライゼーション機能も備える。また、PCなど手持ちの機器に保存してある楽曲と、「Music Unlimited」が提供する楽曲を同期させる「Music Sync」機能によって、合致した楽曲とそのリストが「Music Unlimited」の「マイライブラリ」に自動的に反映され、「マイライブラリ」にある楽曲は、どの対応機器からでも簡単にアクセスして楽しめる。

 対応機器は、「Xperia」や「Sony Tablet」など、Android 2.1以降を搭載したスマートフォン・タブレット端末、Android搭載ウォークマン(Z1000シリーズ)、「PlayStation 3」「PlayStation Vita」、Windows PC、Mac。また、7月中旬以降に、2010年以降に発売したネットワーク対応液晶テレビ「ブラビア」(HX80R/EX30Rシリーズを除く)、ブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S380」「BDP-S480」、マルチチャンネルインテグレートアンプ「TA-DA5700ES」も対応する予定。

 一つのアカウントですべての対応機器にアクセスでき、インターネット経由のストリーミング配信に加え、Android搭載スマートフォンやAndroid搭載ウォークマン、「PlayStation Vita」では、事前にインターネットに接続してプレイリストやチャンネル(layStation Vitaのみ)をキャッシュすることで、オフラインでも再生できる。

 「Sony Entertainment Network」は、「Music Unlimited」のほか、プレミアム映像配信サービス「Video Unlimited」、写真・動画クラウドサービス「PlayMemories Online」や、PlayStation Network上で提供するさまざまなサービスに、同一のアカウントでアクセスできる。