マイクロソフト、「Windows 8 Release Preview」を提供

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2012/06/01 17:23

 マイクロソフトは、現在開発しているOS「Windows 8」の最新のマイルストーン版「Windows 8 Release Preview」の提供を、現地時間の5月31日に開始した。日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)など、14の言語に対応する。「Release Preview」の提供は、「Windows 8」が製品版に向けた開発の最終段階に入ったことを示している。

「Windows 8 Release Preview」のダウンロードページ

 新しいアプリケーションとして、「Bing Travel」「News」「Sports」や、「Zune Pass」と統合したXboxのゲームや音楽アプリケーションが付属する。また、2月に提供した「Windows 8 Consumer Preview」にも付属していた「メール」「フォト」「People」などのアプリケーションには、大幅な改良を加えている。パートナー各社のアプリケーションも、Windowsストアで提供する。

 「Windows 8」自体には、より細かなカスタマイズ設定ができるスタート画面や、マルチモニタ対応の強化、Windowsストアでのアプリの検索とダウンロードの改良、ファミリーセーフティ関連の新機能追加などの改良を加えた。

 「Internet Explorer 10」は、高速で滑らかな動作を実現。新たに「ページフリップ」などの新機能を備え、直感的に操作できる。また、タッチ操作しやすく、パフォーマンスを最適化した「Adobe Flash Player」を完全に統合し、ウェブブラウザとしては初めて「Do Not Track(追跡拒否)」オプションを初期設定でオンにしている。

 2012年6月2日~2013年1月31日に、対象となるWindows 7搭載PCを購入すると、「Windows 8 Pro」を優待価格の1200円で買える「Windows 8優待購入プログラム」を提供する。また、Windows 7搭載PCのユーザーに対しても、Windows 8発売時の優待購入プログラムの提供を予定している。