シャープ、現代人を癒やす「さくら色」のLEDシーリングライトを発表

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2012/02/22 21:47

 シャープは、2月21日、「さくら色LED照明」として、8/12/14畳タイプのLEDシーリングライト3機種を発表した。発売は3月16日の予定。

さくら色のLEDシーリングライト「DL-604」(14畳タイプ)

 LED照明の新製品は、「さくら色」のLEDシーリングライト。これまでの「寒色」から「暖色」へ変化する10段階調色機能に加え、「八重桜」「ソメイヨシノ」の二つの「さくら色」に調整できる灯りをLEDシーリングライトで実現した。

 シャープは、2009年に行ったカラーLED照明の比較実験で、最も「幸せを感じる色」という結果を得た「薄紅色」に着目。2011年には、総合医科学研究所によって「薄紅色」照明による「癒やし」と「睡眠」の効果を検証し、「気持ちが癒やされ、寝つきも目覚めもよい」との結果を得たという。

 発表会の冒頭、健康・環境システム事業本部長の岡田守行常務執行役員が「エアコンや空気清浄機による『健康な空気』、ウオーターオーブン『ヘルシオ』による『健康な食』、髪や地肌を美しく健康に保つプラズマクラスタードライヤーによる『健康な美』に加え、『健康な灯り』でユーザーの家電製品に対する健康志向に応えていきたい」とシャープの取り組みを説明した。

 続いてLED照明事業部の桃井恒浩部長が、「さくら色」のLEDシーリングライトを紹介。寒色・暖色に赤色を調色することで、薄紅色LEDの癒やしや安眠サポートの効果が高く、「さくら色」という親しみやすいネーミングを得て商品化に至ったという。この「さくら色」の発色については、特許を出願している。

 桃井部長は、新色について「癒やしや快眠につながる灯りとして、LED照明の新しい需要を喚起できるのではないか」と自信をみせ、「光の波長が長く、活字が読みやすい。目のストレスを抑える効果などもあるようだ」と「さくら色照明」の特徴を語った。

専用リモコンで、130通りもの調光が可能

 「さくら色」のLEDシーリングライトには、一日の生活サイクルに合わせて自動で照明が変化する「エコあかリズム さくらプラス」を搭載。夜間には「さくら色」を設定することで、就寝前に癒やし効果を得られ、快眠へと誘う。

 価格はオープンで、実勢価格は14畳までのDL-C604Vが7万5000円前後、12畳までのDL-C504Vが6万5000円前後、8畳までのDL-C304Vが5万5000円前後の見込み。