アップル、「iTunes in the Cloud」で購入した音楽の自動同期や再ダウンロードがOKに

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2012/02/22 17:45

 アップルは、日本では未対応だった「iTunes in the Cloud」のサービスを開始した。すでに対応済みだったアプリ同様、iPhoneiPadなど、iOSを搭載した複数のデバイスで、iTunes Storeで購入した音楽を簡単に同期・ダウンロードできる。

設定画面の「Store」で項目(ミュージック・アプリ・ブック)ごとに設定できる
(画面はiOS 5を搭載したiPadのもの)

 「iTunes in the Cloud」は、無料の個人向けクラウドサービス「iCloud」の一部として、iTunes Storeで購入した音楽やアプリを、購入に使ったデバイス上だけでなく、Wi-Fiや3Gネットワーク経由ですべてのデバイスに自動的にダウンロードする機能。これまで日本では、「アプリ」と「ブック」しか同期できなかったが、新たに「ミュージック(音楽)」も同期できるようになった。事前に設定を有効にしておくと、新しくiTunes Storeで購入した音楽は自動的にすべてのデバイスにダウンロードされる。なお、同期(自動ダウンロード)の設定は、項目ごとに個々に設定でき、「有効(オン)」にしない場合は同期されない。

「iTunes」アプリに「購入済み」の項目が増え、iCloudのアイコンをタップすると、購入済みの楽曲をダウンロードできる。その後、「ミュージック」アプリを起動すると、再ダウンロードした楽曲を再生することができた

 iOS端末の「iTunes」アプリには、「購入済み」という項目が追加され、iCloudのアイコン(ダウンロードボタン)をクリックすると、以前にiTunes Storeで購入して「購入済みリスト」には載っているがその端末上にはない曲を再びダウンロードできる。どちらのパターンでも、PCやMacにいちいちつないで音楽を転送する手間が省けて便利だ。そのほか、3Gネットワーク経由で、iPhoneやiPad上で直接、好きな曲をダウンロードして購入できるようになるなど、日本の「iTunes Store」に新機能を追加した。