ペンタックス、水深12mの水中撮影が楽しめるコンパクトデジカメ「PENTAX Optio WG-2」

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2012/02/09 18:18

 ペンタックスリコーイメージングは、防水、耐衝撃性能などアウトドア撮影に適した性能をもつコンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio WG-2」と「PENTAX Optio WG-2 GPS」を、3月中旬に発売する。カラーは、「PENTAX Optio WG-2」がバーミリオンレッド、オールブラック、「PENTAX Optio WG-2 GPS」がシャイニーオレンジ、グロスホワイト。

 価格はどちらもオープンで、実勢価格は「PENTAX Optio WG-2」が3万円台半ば、「PENTAX Optio WG-2 GPS」が4万円前後の見込み。

PENTAX Optio WG-2(上段)、PENTAX Optio WG-2 GPS

 本体の気密性を強化し、水深12mで連続2時間の水中撮影ができるIPX8相当の防水性能をもつ。さらに、1.5mからの耐落下衝撃性能や、IP6X相当の防塵性能、マイナス10度でも動作する耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重性能など、過酷なアウトドア環境での使用にも耐えるタフネスモデル。

 有効画素数約1600万画素の裏面照射型CMOSセンサ、35mmフィルム換算で28~140mm相当の光学5倍ズームレンズを搭載。新開発のCMOSセンサは、最高ISO感度6400の高感度性能を備える。

 動画撮影は、解像度1920×1080で30fps、H.264形式のフルHD動画撮影に対応。ハイスピードカメラ撮影や、インターバル動画撮影機能を搭載する。

 レンズの周囲には近距離用のLED補助光を6灯配置し、「デジタル顕微鏡モード」撮影時に、被写体に均一で明るい照明を当てることができる。さらに、撮影の瞬間に各LEDの光量を上げて、より速いシャッタースピードで手ブレや被写体ブレを抑える「瞬間輝度アップ」を備える。

 このほか、LEDが点滅する位置で検出した人物の顔がフレームに収まっているかを確認する「自分撮りアシスト機能」や、LEDを手元の照明として利用できる「LEDライト」モードなど、LEDを活用したさまざまな機能を搭載する。

 手ブレ補正機能は、静止画撮影時に利用する電子式手ブレ補正、被写体の明るさに応じて自動的に最高ISO6400まで自動的に感度を変更することで、手ブレや被写体ブレを抑える「高感度ぶれ軽減モード」、動画撮影時の手ブレによる画像のズレをソフトウェアで補正する「Movie SR」機能の3種類を備える。

 「PENTAX Optio WG-2 GPS」は、新型のGPSモジュールを搭載し、測位開始までの時間を短縮するとともに、メモリカードに測位データをKML形式で保存するログ機能の使用時間を大幅に改善した。Google EarthなどのGPS機能と連動した各種サービスを利用することで、撮影時の位置情報やアウトドアでの移動記録を手軽に確認でき、時刻の自動修正ができる。

 対応メディアは、SDXC/SDHC/SDカード、Wi-Fiカードで、内蔵メモリは約88.2MB。両機種とも、サイズは幅122.5×高さ61.5×厚さ29.5mm。重さは「PENTAX Optio WG-2」が約194g、「PENTAX Optio WG-2 GPS」が約198g。