矢野経済研究所(YDS)は、11月16日、アップルの最新スマートフォン「iPhone 4S」に関するユーザーアンケート調査の結果を発表した。

 調査は2011年11月に行い、対象は日本で「iPhone 4S」を利用しているソフトバンクモバイル(SBM)またはKDDI(au)のユーザー各400名(計800名)。調査方式はインターネット。

 「iPhone 4S」に対する全体満足度(五つの選択肢のうち、「非常によい」「よい」と回答した比率)は、SBMユーザーが74%、auユーザーが61%で、SBMユーザーのほうが13ポイント高かった。

「iPhone 4S」に対する全体満足度

 端末の機能やサービスなど、項目ごとに満足度をたずねると、SBMユーザーは、「ネットワーク(NW)」を除く「料金」「設定」「メール」「Wi-Fi」などの項目でauユーザーの満足度を上回った。

 auユーザーは、「ネットワーク(NW)」の「電波状況」は、SBMより満足度が高いものの、「通信速度」は1ポイントしか上回っていなかった。また、「メール」「Wi-Fi」など、SBMユーザーはおおむね40%台、auユーザーは20%台と、満足度が大きく開いている項目もあった。


 iPhoneシリーズはこれまでSBMが国内独占販売してきたが、「iPhone 4S」からはKDDIも新たに取り扱いを開始した。YDSは、以前からiPhoneを利用していたユーザーが多いSBM(SBMユーザー回答者の6割はiPhoneからの機種変更)に対し、auは初めてiPhoneを利用するユーザーが9割以上を占めていることで、SBMに比べ相対的に満足度が低くなったと分析。auユーザーも、「事業者側の現行の機能・サービスの向上や、ユーザー自身のユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)が蓄積されることで、全体的な満足度が高くなることが期待される」と分析している。