シャープは、ルームエアコン「プラズマクラスターエアコン」の新製品として、独自の気流制御技術によって暖房性能と省エネ性を高めた「SXシリーズ」を、11月10日から順次発売する。価格はオープン。

　効率的な冷暖房を実現する「ロングパネル」と、トンボの羽や鳥の翼の形状を送風ファンに応用した「ネイチャーウイング」など、独自の気流制御技術を採用することで暖房性能を高めた。温風を効率よく床面に誘導し、部屋全体を足元からすばやく暖める。

　暖房時の消費電力量は、11年前のモデル「AY-M28SX」と比べ約2割削減した。また、快適性をキープして省エネ運転する「おすすめエコ自動運転」機能、電力ピーク時に電力の使用を抑える「電力ひかえめ運転」機能を備える。

　冷暖房利用時にリモコンの「プラズマクラスター運転」ボタンを押すと、プラズマクラスターイオンを放出し、空気をきれいにする。冬場は静電気の発生や浮遊ウイルスの作用の抑制や、美肌効果を発揮する。冷暖房を使用しない季節には、プラズマクラスターを単独運転することで、衣類の部屋干しやペットのニオイ対策、春や秋の涼風運転など、年間を通して利用できる。プラズマクラスター単独運転時の電気代は、1時間約0.5円程度。

　価格は、単相200Vで冷房能力7.1kW「AY-B71SX」が34万円前後、6.3kW「AY-B63SX」が32万円前後、5.6kW「AY-B56SX」が30万円前後、4.0kW「AY-B40SX」が27万円前後の見込み。発売日は11月10日。

　単相100Vで冷房能力3.6kW「AY-B36SX」が26万円前後、2.8kW「AY-B28SX」が24万円前後、2.5kW「AY-B25SX」が23万円前後、2.2kW「AY-B22SX」が22円前後の見込み。発売は11月21日。室内機の本体サイズは、すべて幅798×高さ295×奥行308mm。カラーはすべてホワイト。