ソニー、液晶テレビ「ブラビア」の一部機種に内部で発熱や発火の恐れ

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2011/10/13 14:49

 ソニーは、10月12日、2007年9月から発売してきた液晶テレビ「ブラビア」の一部機種で、不具合のある部品の混入によって、まれにテレビ内部で発熱や発火するものがあり、テレビ本体上部の一部が溶解に至る場合があると発表した。同社は対象製品の訪問点検を無償で実施し、不具合のある部品が見つかった場合は修理する。

機種名はテレビを正面から見て右下(図の○で囲んだ部分)に記載

 対象となるのは、「KDL-40X5000」「KDL-40X5050」「KDL-40W5000」「KDL-40V5000」「KDL-40V3000」の5機種。機種名は、テレビ正面の右下部分に表示されている。

 10月12日現在、日本国内でこの不具合が原因のテレビ上部の一部溶解は10件確認されている。対象製品の国内販売台数は約18万9000台で、全世界では同じ部品を用いた類似構造の製品を約160万台(国内含む)販売している。

 不具合部品が混入したのは、液晶バックライト点灯用のインバータトランス。ソニーでは、該当機種を使用していて、異音や異臭、発煙などの異常が生じた場合はただちに電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いて、受付センターまで連絡してほしい、としている。なお、発熱や発火などの現象は、電源を切った状態では発生しないことを確認している。

 訪問点検の申し込みは、ソニーテレビ受付センターで行う。電話番号は0120-668-812(フリーダイヤル。PHSや携帯電話でも利用可能)。受付時間は、平日が午前9時~午後6時、土日・祝日が午前9時~午後5時。