ボーズ初の1.1chホームシアター、独自技術を満載して次世代のパフォーマンスを実現

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2011/09/27 20:40

 ボーズは、9月27日、記者発表会を開き、同社初の1.1chホームシアター「Lifestyle 135 home entertainment system」と「CineMate 1 SR digital home theater speaker system」の2モデルを9月30日に発売すると発表した。

1.1chホームシアター「Lifestyle 135 home entertainment system」

 米ボーズコーポレーションのフィル・ヘス・バイスプレジデントは、記者会見で、「市場で人気のラックシアターよりはるかにすぐれた製品を投入したかった。日本のユーザーにとっても、画期的な製品が開発できたと確信している」として、世界同時発売の1.1chホームシアターを紹介した。

米ボーズコーポレーションのフィル・ヘス・バイスプレジデント

 「Lifestyle 135 system」「CineMate 1 SR system」ともに、昨年11月に発売したホームシアターサウンドと1080pの映像が楽しめる46インチ液晶ディスプレイ「VideoWave entertainment system」に初めて採用した「Phase Guide sound rad iator technology」を搭載。これに独自のTrueSpaceデジタル・プロセッシング回路が連動することで、広がりのあるサウンドが楽しめる。新開発の小型のAcoustimassモジュールによって重低音を再現。独自のワイヤレス方式で、電源があればウーファーはどこにでも設置できる。

 また、スピーカーアレイの設置角度を検知して、水平に置いた場合と壁に垂直に掛けた場合の設置状態に応じてサウンドが聴こえるように自動調整する新技術「FlexMount automatic placement compensation」を搭載。2通りの設置ができる。

 米ボーズコーポレーションのフランク・クローハン シニアプロダクトマネージャーは、「昨年発売したビデオウェーブシステムに採用した技術『Phase Guide sound rad iator technology』を、今回の1.1chホームシアターに応用することで、すっきりとした見ばえのホームシアターを生み出すことができた」など、新製品の開発背景を語った。

米ボーズコーポレーションのフランク・クローハン シニアプロダクトマネージャー

 「Lifestyle 135 system」は、4系統のHDMI端子など六つのHDソースが接続できるコンソールや、AM/FMチューナー、iPod/iPhone専用ドックが付属。コンソールに独自のナビゲーションシステム「Unify」を内蔵し、あらゆるホームエンタテインメントソースのハブの役割を担う。本体サイズは、スピーカーアレイが、幅935.0×高さ61.0×奥行き124.0mmで、重さ3.5kg。ウーファー(Acoustimassモジュール)が、幅193.0×高さ282.0×奥行き373.0mmで、重さ6.3kg。コンソールが、幅421.0×高さ77.5×奥行き237.5mmで、重さ3.4kg。価格は29万9250円。

「CineMate 1 SR system」

 薄型テレビを高音質化するシンプルなモデル「CineMate 1 SR system」の本体サイズは、スピーカーアレイが幅935.0×高さ61.0×奥行き124.0mmで、重さ3.5kg。Acoustimassモジュールが幅193.0×高さ282.0×奥行き373.0mmで、重さ6.3kg。価格は18万600円。



書家の柿沼康二氏が新製品のプロモーションのために書き下ろした作品を披露した

 発表会では、マーケティング部の伊東奈津子ディレクターが、日本市場で放映する新製品のテレビCMを紹介。一本のスピーカーアレイで部屋を包み込むような臨場感溢れるサラウンドを再現するバー型の新製品を、漢数字の「一」で表現してアピールする。プロモーションには、2007年放映のNHK大河ドラマ「風林火山」のタイトルなどで知られる書家の柿沼康二氏が書き下ろした「一」を使用。柿沼康二氏が、テレビCMの撮影で使用した実物の作品が披露した。伊東ディレクターは、「新製品で、この書のようなダイナミズムを感じていただけたらうれしい」と述べた。

ボーズマーケティング部の伊東奈津子ディレクター