ブラザーは、薄型インクジェットプリンタ「MyMio(マイミーオ)」シリーズの新モデル12機種を、9月中旬から順次発売する。価格はオープン。

この秋発売する新モデルがズラリ

 製品発表会の冒頭、片山俊介社長は「ブラザーは、これまでファックス付き複合機の分野でしか認知されていなかった。インクジェットプリンタ市場の当社のシェアは8%ほどだが、10%のシェアを目指してチャレンジしたい」と販売への意気込みを語った。

意気込みを語る片山俊介社長

 「MyMio」は、ノズルの密度を2倍にした新プリントヘッドを搭載し、1枚目の排紙と同時に2枚目の給紙を開始する連続給紙機構を採用。A4普通紙印刷で、従来機に比べて3倍以上もスピードアップした。1分間に、カラーは約10枚、モノクロは約12枚印刷できる。L判フチなし印刷は、1枚約14秒。

 従来機とほぼ同じ大きさのまま、機能を追加。上位モデルは、シリーズで初めて年賀状印刷や用紙の節約に最適な自動両面プリントに対応する。CD/DVD/BDレーベルプリント機能のほか、連続スキャンやコピーのときに原稿交換の手間を省くADF(自動原稿送り装置)を備える。さらにエントリーモデルを含む全モデルにタッチパネル液晶を搭載した。

 スリープや電源オフのときの消費電力を徹底的にカットし、従来機種と比べてスリープ時で約30~40%、電源オフ時で約60%も消費電力を削減。さらに、前モデル同様「インク節約モード」を備え、輪郭を強調して色を淡くすることでインクの消費量を抑制する。インクカートリッジは4色独立型で、なくなったぶんだけ交換できるのでムダがない。

 このほか、12月から上位モデルを対象にクラウドコンピューティングを活用したウェブサービスに対応する。PCを使わず「MyMio」から写真をアップロードしたり、クラウドに保存した写真やテキストなどを印刷したりできる。対応サービスは、Facebook、Evernote、Picasa、Flickr。

 ラインアップと実勢価格は、最上位モデルの「DCP-J925N」が2万5000円前後、ファックス機能付きの上位モデル「MFC-J825N」が2万8000円前後、エントリモデルの「DCP-J525N」が1万7000円前後の見込み。

エントリモデルの「DCP-J525N」(左)と最上位モデルの「DCP-J925N」

 コードレス電話子機付きの最上位モデル「MFC-J955DN」は4万5000円前後、無線LAN、無線ファックス対応の「MFC-J855DN」は3万8000円前後、無線ファックス対応の「MFC-J805D」は3万4000円前後、エントリーモデルの「MFC-J705D」は2万8000円前後の見込み。それぞれ子機を2台付属するモデルも用意する。