LGエレクトロニクス・ジャパンは、3D対応液晶ディスプレイのCINEMA 3D「D2542P-PN」を9月上旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は3万7000円前後の見込み。

　CINEMA 3Dシリーズの25型モデル。LEDバックライトユニットと映像エンジン「f-ENGINE」の搭載によって、5000000：1のハイコントラストを実現。解像度は1920×1080。映像入力端子はD-sub 15ピン、DVI-D（HDCP対応）、HDMI 1.4aを備える。

　独自の3D映像方式「FPR（Film Patterned Retarder）」方式を採用し、快適な使用感とクリアで明るい画質を追求。偏光フィルムによって左右の目で同時に映像を見る構造で、3Dメガネのシャッター開閉がなく、3D再生時のフリッカー（ちらつき）やクロストーク（映像が二重に見えるようなぼやけ）を抑えて目の負担を軽減する。

　暗くなりがちな3D映像は、「3Dカラーエフェクト」機能によって最適化し、従来よりも輝度を上げることで3Dメガネを通しても明るい。

　3D映像方式は、サイドバイサイド、トップアンドボトム、インターレース（ラインバイライン）に対応。さまざまな3Dコンテンツを再生できる。方式の切り替えは、HDMIケーブル接続時のみ対応する。

　重さ16gの標準タイプと、ふだん使っているメガネに装着できる重さ8gと軽いクリップオンタイプの2種類の3Dメガネが付属。電気駆動部がないので、電池交換や充電の必要はなく、透過性が高いので明るい3D映像が楽しめる。別途3Dメガネだけを購入することもできる。

　付属の3Dソフト「TriDef」は、PCで動画ファイルや写真ファイル、映画やアニメのDVD、ゲームなど、PCで再生できる2D映像や画像を3Dに変換して表示する。

　サイズは幅594.3×高さ433.5×奥行き179.3mmで、重さは4.4kg。