ソニー、「Sony Tablet」発表会、「AndroidタブレットでNo.1を目指す」

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2011/09/01 20:36

 ソニーは、今年春に発表したタブレット端末「Sony Tablet」を9月17日に発売するにあたって、製品発表会を開催した。発表会では、2012年、Android OS搭載のタブレット端末として、トップシェアを取りに行くことをアピールした。

「Sony Tablet」製品発表会


 今年春の発表時には、「Sony Tablet」としてリッチメディアエンタテインメント向けを「S1」シリーズ、モバイルコミュニケーションエンタテインメント向けを「S2」シリーズと表現していたが、今回の発表で「S1」を「S」シリーズ、「S2」を「P」シリーズと変更。「S」シリーズは、Wi-Fiで16GBの「SGPT111JP/S」、Wi-Fiで32GBの「SGPT112JP/S」、3G+Wi-Fiで16GBの「SGPT113JP/S」の3モデル。「P」シリーズは、3G+Wi-Fiモデルの「SGPT211JP/S」を揃えている。

Sony Tablet S(左)とSony Tablet P

 快適操作を目的に開発した独自の「サクサク・エクスペリエンス」、プレミアム映像配信サービス「ビデオ・アンリミテッド」で映画やテレビ番組をダウンロードできる「ソニーエンタテインメントネットワーク」や、タブレット端末で初となる初代プレイステーションのタイトルが楽しめる「プレイステーション サーティファイド」などネットワーク対応のサービスを利用することができる。

 発表会では、ソニーの古海英之コンスーマープロダクツ&サービスグループVAIO&Mobile事業本部副本部長VPが、「(操作性やエンタテインメント性を追求したことによって)ソニーらしさを提供することができる」とアピール。また、「ハードとアプリ、ネットワークサービスが充実して、初めて利用者はタブレット端末のよさを実感することができる。それを当社が実現した」と、優位性に自信をみせた。

ソニーの古海英之VAIO&Mobile事業本部副本部長

 ソニーマーケティングの松原昭博執行役員は、「昨年の国内タブレット端末市場は85万台で、今年は200万台に達する見通しだ。2012年には、320万台まで増えるだろう」と予測したうえで、「拡大する市場で、AndroidタブレットでシェアNo.1を目指す」との目標を示した。

 拡販策については、「マジョリティ(一般消費者)を開拓する。ユーザー層の裾野を広げることで重要だ」と述べ、ノートPCや他社製タブレット端末がパーソナルユース(個人利用)なのに対して、「“みんなのタブレット”をコンセプトに据える」とした。

ソニーマーケティングの松原昭博執行役員

 3G+Wi-Fiモデルを販売することになったNTTドコモも登壇。板倉仁嗣プロダクト部第一商品企画担当部長が、「これまで、タブレット端末向けのアプリが少ないという課題があったが、それを『Sony Tablet』が解決した」と新製品を評価した。

NTTドコモの板倉仁嗣プロダクト部第一商品企画担当部長

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