ヤマダ電機は、6月9日、報道関係者に10日オープンの海外2号店「天津本店」を公開した。

天津市の中心街に店を構えるヤマダ電機天津本店

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 ヤマダ電機天津本店は、天津市の中心街の一つである南京路に位置し、地下鉄堂口道駅を出てすぐに目に入る場所にある。近くには市内最大の歩行者天国、濱江道歩行街があり、さらには観光客やビジネスパーソンが頻繁に利用するラッフルズホテルと直結している。交通の便がよく、人通りが多いという最高の立地条件だ。

天津転身最大の歩行者天国、濱江道歩行街

 店舗は地上1階から5階までの5フロアで、面積は約1万5000m2。市内でも最大規模の商業店舗で、ヤマダ電機にとっても超大型店舗の位置づけだ。家電製品を中心にオモチャや化粧品など、約100万点を揃える店内は、来店者が多くてもスムースに通ることができるように広い通路を確保している。

他社店舗と比べると店内の通路が非常に広い

 店の顔である1階は、若者を中心に人気の高い携帯電話やスマートフォンのフロア。

最新の携帯電話を多く取り揃えている

 出入り口は3か所で、1階に2か所、2階に1か所。来店者がエスカレータで2階に自然に上がっていくように導線をつくっている。2階は、スマートフォンやデジタルカメラ、薄型テレビなどデジタル関連商品でトレンドになっている機器の売り場だ。

スマートフォンがずらり

薄型テレビのコーナーはリビングルームを想定した「提案型」

デジカメコーナーには日本でおなじみの顔ぶれが並ぶ

 3階は、PCをはじめ周辺機器やサプライ用品、オモチャなどを並べ、幅広い客層が立ち寄ることを想定したフロアに仕上げた。

PCの品揃えは市内最大規模

PCサプライは日本メーカーを前面に押し出している

オモチャは日本製品が何でも手に入るほどの品揃え

オモチャコーナーには有料の子どもの遊び場も。ここで子どもを遊ばせることが来店者のステータスだという

 5階は8店舗が並ぶレストラン街。中国や日本、韓国、欧州などの料理が楽しめる。

5階のレストラン街に入る8店舗

 ヤマダ電機は、中国進出にあたって、メーカーごとに独立したコーナーを設けるのではなく、製品カテゴリごとに各メーカー製品を配置する日本型の商品展示方法を採用。これを、中国現地の家電量販店との差異化につなげようとしている。同じ展示方式を採用した昨年12月オープンの瀋陽店は、「売り上げが計画を上回る水準で推移している」(山田昇会長兼CEO)ということで、天津本店もまた、家電量販の手法をめぐって注目を集めることは間違いない。

通行人がチラシの内容に興味を示してスタッフに質問

 オープン前日、スタッフがチラシを配っていたところ、関心を示した通行人が具体的な内容をスタッフにたずねる場面に遭遇した。幸先のよいスタートに期待したい。