マカフィー、Macユーザーの脅威「Mac Protector」をブログで解説

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2011/05/25 12:34

 マカフィーは、Macユーザーにとっての最新の脅威「Mac Protector」の特徴を、自社ブログで解説している。

 McAfee Labsは、今月に入って「MacDefender」というスケアウェア(脅し目的のソフトウェア)の拡散を確認した。MacDefenderは刻々と変化し、最近では「Mac Protector」に進化してMacユーザーを狙っている。

 Mac Protectorは、検索結果のトップにリンクを表示する手法「SEOポイズニング」を使い、ユーザーにソフトをダウンロードさせる。また、メールやTwitter、Facebook内に貼った悪意のある短縮URLからも拡散する可能性がある。

 本物のセキュリティソフトに見せかけるために多数のリソースを使用し、非常に巧妙に作成されており、パッケージには、システムをスキャンしているように見せる動画や、警告を出す画像と音声が大量に入っている。ユーザーが誤ってインストールすると、「進行中のプロセスでルートキットやスパイウェアが検出された」と偽の表示をする。

 スキャン中やスキャン完了後にシステムのクリーンアップを何度も要求してくるので、ユーザーは最終的にMac Protectorに登録せざるを得なくなるが、これらの検出は偽モノだ。マカフィー製品は、この脅威を「OSX/FakeAlert-MacDefender」という名前で検出する。