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富士通の夏モデルPC、キーボード搭載のスレートPCやアンテナがワイヤレス化できる地デジノートも

ニュース

2011/05/13 20:12

 富士通は、5月13日、キーボードを備えたWindows 7搭載の10.1型スレートPCや、アンテナがワイヤレス化できる地デジPCなど、個人向けPC夏モデル7シリーズ16機種を、5月19日から順次発売すると発表した。

10.1型スレートPC「LIFEBOOK TH40/D」

 記者会見で、大谷信雄執行役員常務は、「新たにタブレット端末が登場していることなどから、PC市場は拡大している。そのなかで富士通のPCはどうするのか、今回の新製品で方向性を示す」として、スレートPC「LIFEBOOK TH40/D」を披露した。発売は6月下旬。

大谷信雄執行役員常務

 さらに「PCは、今後、スマートフォンとの連携を強化していかなければならない」として、今回発表した夏モデル全機種に、Android搭載スマートフォンで撮った写真をワイヤレスでPCに送信できる機能を盛り込んだことを発表した。Androidマーケットから専用アプリをダウンロードすることで利用できる。

Android搭載スマートフォンの写真がワイヤレスで送信できる

 地上デジタル放送への完全移行に向けては、「今後も地デジPCの機能をきっちり強化していく」(大谷常務)と、強調。新たに、アンテナがワイヤレス化できるノートPC「LIFEBOOK AH52/DA」をラインアップに加えた。「ワイヤレスTVユニット」にアンテナ線を接続することで、家の中のどこでもテレビを視聴できる。独自のトランスコードチップを使用することで、H.264の高画質が楽しめることが強みだ。

アンテナがワイヤレス化できるノートPC「LIFEBOOK AH52/DA」

 今回のノートPC夏モデルから、これまで企業向けモデルに提供していた節電機能「ピークシフト機能」を展開することを表明。消費電力のピークタイムに自動でバッテリ運用に切り替えることができるソフトを、5月下旬をめどに同社ウェブサイトからダウンロードできるようにする。

齋藤邦彰執行役員兼パーソナルビジネス本部長

 齋藤邦彰執行役員兼パーソナルビジネス本部長は、「PCは今、多くの家庭に普及している。PCの消費電力を10%削ることで、節電効果が見込める」と、「ピークシフト機能」の個人向けPCへの展開理由を語った。さらに齋藤本部長は、「20型液晶一体型デスクトップPCを6年前のモデルと比較すると、約81%の節電効果がある。古いモデルを使用しているユーザーには、この機会に買い替えていただきたい」とアピールした。

DVDドライブユニットを外して別売の専用モバイルプロジェクターが接続できる「SH76/D」

 主なモデルの実勢価格は、スレートPC「TH40/D」が8万円前後、着脱式のDVDドライブユニットを外して別売の専用モバイルプロジェクターが接続できる13.3型モバイルノートPC「SH76/D」が18万円前後、20型液晶一体型「ESPRIMO FH56/DD」が19万円強の見込み。なお、アンテナがワイヤレス化できる15.6型ノートPC「AH52/DA」は、現時点では不明。