マカフィー、連休中に多く出現する本物そっくりのコピーサイトに注意を呼びかけ

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2011/04/26 17:31

 マカフィーは、連休中に多く出現するコピーサイトの主な特徴や被害に遭わないための注意点を自社ブログで解説している。

 有名なオンライン小売業者のウェブコードをまねて不正に運営している本物そっくりのコピーサイトは、個人情報やクレジットカード情報を狙っている。特に、ユーザーが財布の紐を緩める連休中に最も多く出現する。

 コピーサイトのなかには、合法的な小売業者のドメイン名に似たドメイン名を取得し、検索語の入力ミスを利用する「タイポスクワッティング」を仕かけているケースがある。YahooやGoogleなどの検索エンジンの広告を駆使してコピーサイトに誘導し、サイトのリンクやバナーなどを経由させ、最終的にユーザーのPCにマルウェアを感染させる。また、合法的なベンダーと同じSEO(検索エンジン最適化)手法を悪用することで、コピーサイトを検索結果の1~2ページ目に表示させる。

 被害に遭わないためには、(1)すでに取り引きがあることや知っているなど信頼できるウェブサイトで取り引きをする(2)検索エンジンは不正サイトに誘導される可能性があるので、ショッピングサイトにアクセスする際は可能な限りアドレスを直接入力する(3)ショッピングサイトの評価を検索し、自社サイト以外で評価を見つけることができない場合は疑う(4)未承諾広告メールのリンクはクリックせずに削除し、スパムメールやテキスト、インスタントメッセージなどの怪しいサービスには反応しない――と、注意を呼びかけている。