東芝は、4月20日、4月1日に設立した新カンパニー、東芝デジタルプロダクツ&サービス社の事業戦略に関する記者会見を開催。大角政明デジタルプロダクツ&サービス社社長が「液晶テレビとノートPCの世界での販売台数を、2013年度(2014年3月期)6000万台にする」という目標を示した。

 2010年度の世界市場で、東芝の液晶テレビとノートPCを合わせた販売台数は3000万台強だった。「メーカー別シェアで世界4位というスケールメリットを生かし、生産・調達によるコスト力の向上や開発リソースを最大限に活用した事業運営を進めてきた」(大角デジタルプロダクツ&サービス社社長)という。

大角政明・デジタルプロダクツ&サービス社社長

 それでも、世界の大手メーカーと競争していくためには、テレビとPCが異なった組織になっている状態では厳しいと判断。液晶テレビとノートPCの融合・連携を見据えたデジタルプロダクツ&サービス社を設立した。体制を整備したことで、現状の2倍の販売台数となる6000万台という販売目標を掲げた。大角デジタルプロダクツ&サービス社社長は、「世界でのシェアについては、10%を目指す」とも述べた。

 具体的に拡販していく地域は、中近東やアフリカ、中南米、インドなど新興国。「これまでのエントリーモデルに加え、都市部の富裕層に向けた付加価値商品を積極的に発売する」としており、販路の開拓やブランドイメージの向上で事業規模を拡大する。