市の広報紙を電子書籍化、スマートフォンで読めるePub形式で配信

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2011/04/01 19:11

 神奈川県平塚市は、月2回発行の広報紙『広報ひらつか』のePub形式の電子書籍版の配信を開始した。スマートフォンの急速な普及や電子書籍ブームを受けて開始したもので、神奈川県内の自治体では初の試み。

電子書籍版『広報ひらつか』の画面イメージ

 以前から公開していたPDF版に加え、3月30日に電子書籍版を発行。ePubに対応した「iBooks」などのアプリをインストールしたスマートフォン、タブレット端末で読むことができる。現在、今年1月1週号から最新の4月1週号まで公開しており、電子書籍版ダウンロードページから1号単位でダウンロードできる。

 紙面の問い合わせ先の課名をタッチすると、担当課のページを表示し、施設利用の申込みや、地図で場所の確認ができる。また、問い合わせ先の電話番号をタッチすると、直接電話をかけることができる。さらに、各号に動画を埋め込み、20秒程度の動画を見ることができる。

 平塚市は、以前は『広報ひらつか』を新聞折込みで配布していたが、新聞購読率が下がっていることから、市内全戸へのポスティングに切り替えた。市内の公共施設や一部コンビニ、駅にも配置している。さらに今回、紙媒体の広報紙を補うものとして電子書籍版を用意することで、いつでもどこでも読めるようにして市の情報を広く伝え、観光面もアピールしていきたいとしている。