キヤノンは、ビジネス向けのインクジェットプリンタ「PIXUS」4モデルを3月上旬から順次発売する。価格はオープン。ラインアップとオンラインショップでの販売予定価格は、5色の独立インクを採用した上位モデル「MX883」が2万9980円、自動両面印刷非対応の「MX420」が1万9980円、ファクス機能のないエントリーモデル「MX493」が1万980円、A3サイズに対応した「iX6530」が3万2980円。

　「MX883」は、コピー、スキャナ、ファクス、プリンタ機能を備えたオールインワンモデル。使用する機能によってキーの表示が切り替わる「デュアルファンクションパネル」で、操作手順がわかりやすい。

　印刷中にコピーの読み取りができるコピー予約機能を備え、作業時間が短縮できる。またファクスでは、受信したデータをメモリカードやUSBメモリなどの外部メモリに保存できる。自動両面プリントに対応。給紙カセットは前面に備える。

　通信は、有線・無線LANに対応。インクの色数は顔料ブラックインクと、ブラックを含めた4色の独立染料インクを合わせた計5色。モニタは3型液晶。サイズは幅491×奥行き448×高さ218mm。カラーはブラック。発売は3月上旬の予定。

　「MX420」は、自動両面印刷非対応モデルで、コピー、スキャナ、ファクス、プリンタ機能を備える。「MX883」と同様、コピー予約機能や、ファクスのデータを外部メモリに保存できる機能を備える。有線・無線LANに対応する。

　インクの色数は、顔料ブラックインクと、一体型の3色染料インクの計4色。モニタは2.5型。カラーはブラック。サイズは幅458×奥行き415×高さ198mm。発売は3月上旬の予定。

　「MX493」は、コピー、スキャナ、ファクスができるエントリーモデル。モニタは1.8型で、上部右側のフタを開けると現れる。ボディは丸みのある柔らかい印象に仕上げた。インクの色数は、顔料ブラックインクと一体型の3色染料インクの計4色。サイズは幅450×奥行き335×高さ155mm。カラーはホワイト。発売は3月上旬の予定。

　「iX6530」は、A3サイズの印刷ができるプリンタ。複数枚の用紙を貼り合わせたポスターやPOP、チラシなどが作成できる。プリンタの各種情報にアクセスするサービス「Solution Menu EX」に対応し、同社のウェブサービスや、同社製デジタルカメラで撮影した動画から写真を切り出して印刷するなど、さまざまな操作ができる。

　インクは、顔料ブラックインクと、ブラックを含めた4色の独立染料インクを合わせた計5色。サイズは幅549×奥行き299×高さ159mm。カラーはブラック。発売は4月上旬の予定。