日立マクセル、スリーブに装着して置くだけでiPhone 4を充電できるワイヤレス充電器

ニュース

2011/02/08 19:14

 日立マクセルは、充電ケーブルなしでiPhone 4を充電できる「Qi(チー)」規格に国内で初めて準拠したワイヤレス送電パッド「WP-PD10.BK」とiPhone 4専用ワイヤレス受電スリーブ「WP-SL10A.BK」を、4月25日に発売する。

ワイヤレス送電パッド「WP-PD10.BK(ダブルタイプ)」とiPhone 4専用ワイヤレス受電スリーブ「WP-SL10A.BK」(右はiPhone 4を装着した状態)

 電磁誘導技術を活用したワイヤレス充電器。専用スリーブにiPhone 4を装着して送電パッドに置くだけで充電することができる。同時に2台のiPhone 4を充電できるダブルタイプ「WP-PD10.BK」に加え、5月にはシングルタイプ「WP-PD10S.BK」も発売する予定。

 送信パッドは、複数のコイルをレイアウトしたコイルアレイ方式を採用。厳密に位置合わせをする必要がなく、自由な場所に置いて充電できる。今後、iPhone 4対応製品だけではなく、他のモバイル機器にも使用できる充電機器の開発を進める。

 「Qi」は、Wireless Power Consortium(WPC)が策定したワイヤレス給電の規格。WPCには現在、72社が加盟しており、「Qi」規格の国際標準化を進めている。

 価格はオープン。実勢価格は、ワイヤレス送電パッド「WP-PD10.BK(ダブルタイプ)」が6900円前後、受電スリーブ「WP-SL10A.BK」が2900円前後の見込み。