マカフィー、2011年1月のウイルスの脅威について発表

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2011/02/04 10:35

 マカフィーは、2011年1月のウイルスの脅威について発表した。同社データセンターで把握している情報をもとにウイルスを算出し、研究機関McAfee Labs東京の本城信輔主任研究員が分析したもの。主なウイルスについて解説している。

 「W32/Xirtem@MM」はマスメイラー型のウイルス。マスメイラーとは、ユーザーのPCに感染してメールアドレスを収集、PCからウイルスを含むメールを大量に送信するもの。

 「W32/Conficker.worm」はワームで、主に外部メディアや2008年に見つかったWindowsの脆弱性「CVE-2008-4250」を悪用して感染する。万が一、脆弱性が修正できないシステムがあるときは、仮想パッチなど代替手段を取る必要がある。

 「VBS/LoveLetter@MM」は、古いスクリプトタイプのウイルス。これまでも「2ちゃんねる」などに、このウイルスのコードを投稿するいたずらがあった。現在、このウイルスの新しい亜種は作成されていないが、注意しなければならない。