パナソニック、モバイルノートPC「Let’s note」春モデル、初のA4モデル「CF-B10」も

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2011/01/27 20:07

 パナソニックは、1月27日、モバイルノートPC「Let’s note」の新製品として、春モデル5シリーズを2月10日から順次発売すると発表した。新たにシリーズ最大のA4サイズを追加し、ラインアップの強化を図った。

 新たに追加したA4サイズは、15.6型フルHD(ハイビジョン)液晶を搭載した「CF-B10」。15.6型フルHD液晶搭載モデルとして、世界最軽量の約1.88kgと世界最長のバッテリ駆動時間約6時間を実現した。

「Let’s note」初のA4モデル「CF-B10」。手前に引き出すタイプのDVDドライブを採用するなど、飛行機や新幹線の座席での使用に配慮した

 記者会見で、奥田茂雄AVCネットワークス社システム事業グループビジネスユニット長は、「A4サイズのノートPCは、デスクトップPCの置き換えで、モバイルニーズはないとみていた。しかし、調査の結果、A4ノートPCユーザーの4割が会議室への移動や、出張などで持ち歩いていることがわかった。本体の重さや電池寿命が短いなどの不満を抱えながら、仕方なく使用している」と、製品開発の背景を説明。奥田ユニット長は「A4サイズの重さの平均は2.8kg程度だが、「CF-B10」は1kg軽い。Let’s noteで培ってきた軽量、長時間バッテリ、堅牢性などの技術を生かし、高解像度のフルHDと15.6型の液晶搭載のA4モバイルノートを実現した」と、自信を示した。

モバイルノートPC「Let’s note」春モデル5シリーズ

 CPUには、最新の第2世代 Core i5-2520 vPro(2.50GHz)プロセッサーを搭載。4GBのメモリ、500GBのHDDなどを備える。DVDドライブは、「Let’s note」の特徴であるフタを上に開閉するタイプではなく、手前に引き出すタイプを採用。書類などが邪魔にならないほか、飛行機や新幹線の座席で使用にも配慮した。3月11日の発売予定で、実勢価格は17万5000円前後の見込み。直販サイト「マイレッツ倶楽部」モデルや法人向けモデルも展開する。

奥田茂雄AVCネットワークス社システム事業グループビジネスユニット長

 DVDドライブ搭載の12.1型「CF-S10」、非搭載の12.1型「CF-N10」は、ともに第2世代 Core i5-2520M vPro(2.50GHz)プロセッサーを搭載。4GBのメモリ、500GBのHDDなどを備える。バッテリ駆動時間は15.5時間で、秋冬モデルに比べ1時間長い。実勢価格は「CF-S10」が20万円前後、「CF-N10」が19万円前後の見込み。2月20日に発売する。

 本体にハンドルを備える14.1型「CF-F10」は、Core i5-580M vPro(2.66GHz)プロセッサー、4GBのメモリ、500GBのHDDなどを備える。実勢価格は20万円前後の見込み。2月10日に発売する。

 「CF-B10」「CF-S10」「CF-N10」「CF-F10」のOSは、すべてWindows 7 Professional 64ビット版を搭載する。

 PCを片手で持って操作や閲覧ができるハンドストラップ付きジャケットが付属する10.1型「CF-J10」は、Core i3-380M(2.53GHz)、160GBのHDD搭載のスタンダードモデル「CF-J10P」が12万円前後、Core i5-480M(2.66GHz)、128GBのSSD搭載のハイパフォーマンスモデル「CF-J10Q」が18万円前後の見込み。2月10日に発売する。OSは、ともにWindows 7 Home Premium 32ビット版。