パナソニック、最大4番組同時録画できる3TBのBDレコーダー「DMR-BZT900」など

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2011/01/13 21:41

 パナソニックは、ブルーレイ3Dの再生に対応し、フルハイビジョン15倍録画が可能なHDD内蔵ブルーレイディスク(BD)レコーダー「ブルーレイディーガ DMR-BZT900/DMR-BZT800/DMR-BZT700/DMR-BZT600/DMR-BWT500/DMR-BRT300」の6機種を2月に発売する。

最上段の左からDMR-BZT900、DMR-BZT800、中段左からDMR-BZT700、DMR-BZT600、下段左からDMR-BWT500、DMR-BRT300

 全機種が新規格の「BDXL」とブルーレイ3Dディスクの再生に対応し、3D対応テレビと組み合わせれば、迫力のある3D映像を視聴できる。同時に発表したBDプレーヤー「DMP-BDT110」同様、3D映像を再生する際に映像の奥行・飛び出し量をコントロールできる「3D奥行きコントローラー」、2D映像を擬似的に3Dに変換して表示する「2D→3D変換」機能を搭載。AVコンテンツを家中どの部屋でも見ることができるリンク機能「お部屋ジャンプリンク」や無線LAN、テレビとコミュニケーションカメラとつなげばテレビ電話できる「Skype対応」(DMR-BZT900/800/700のみ)など、ネットワーク機能も充実している。

 上位機種の「DMR-BZT900/800/700/600」は、本体に地上・BS・110度CSデジタルチューナーを3基搭載し、BDレコーダーとして世界で初めて「スカパー!HD」とあわせて最大4番組同時録画を実現した。「スカパー!HD」を除くと、デジタル放送を3番組同時に録画できる。ダブルチューナーの「DMR-BWT500」は「スカパー!HD」とあわせて最大3番組、シングルチューナーの「DMR-BRT300」は最大2番組同時に録画できる。

 第6世代のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダー「新アドバンスドAVCエンコーダー」を搭載することで、長時間録画の高画質記録も実現。MPEG-4 AVC/H.264での記録モード(HZモード)で記録すれば、2番組同時録画でも、フルハイビジョンで通常の15倍長く録画できる。

 最上位機種「DMR-BZT900」は、BDレコーダーとして世界で初めて3TBの大容量HDDを搭載。HZモードで記録すれば、最長約4050時間も録画できる。また、「DMR-BZT900/800/700」は、無線LANを内蔵し、その他の機種も別売の無線LANアダプタを取り付けると、ワイヤレスでインターネットに接続し、ネットワーク機能を利用できる。HDD容量の少ないエントリーモデル「DMR-BZT600/T500」と「BRT300」は、通常のフルリモコンとは別に、基本操作に絞った「シンプルリモコン」が付属する。

 価格はすべてオープン。実勢価格は、トリプルチューナーモデルで、HDD容量3TBの「DMR-BZT900」が32万円前後、2TBの「DMR-BZT800」が20万円前後、1TBの「DMR-BZT700」が15万円前後、500GBの「DMR-BZT600」が11万円前後の見込み。HDD容量500GBのダブルチューナーモデル「DMR-BWT500」は10万円前後、シングルチューナーモデル「DMR-BRT300」は8万円前後の見込み。発売日は、「DMR-BZT900/800/700/600」が2月5日、「DMR-BWT500」と「DMR-BRT300」は2月25日。

 あわせて、幅297×高さ49×奥行199mmとコンパクトで、設置場所を取らないコンパクトサイズのBDレコーダー「ブルーレイディーガ DMR-BR30」を2月25日に発売する。

DMR-BR30

 「DMR-BR30」は、地上デジタルチューナー1基の地デジ専用レコーダー。HDDは内蔵しておらず、BD-RE/BD-Rに記録する。別売の容量500GBのビエラ/ディーガ専用HDD「DY-HD500」を本体に内蔵すれば、通常のHDD内蔵BDレコーダーとしても使える。専用HDDは最大4台まで登録でき、後から録画容量を増やすことができる。ブルーレイ3Dディスクの再生には対応していない。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。