ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン（SCEJ）は、12月15日、プレイステーション 3（PS3）専用地上デジタルレコーダーキット「torne（トルネ）」に、Twitterと連動する新機能「ライブ機能」などを追加するオンラインでの機能アップデートを実施する。

　新機能の名称に合わせ、「バージョン2.10“ライブ”」と名づけた最新バージョンにアップデートすると、Twitterに投稿された番組のコメントがテレビ視聴と同時に楽しめる「ライブ機能」が利用できるようになる。

　具体的には、放送中の番組を視聴しながら、各放送局のハッシュタグが付いているTwitterのツイート（つぶやき）を随時検索し、表示。新しいツイートがあると自動的にスクロールし、ツイート量が多いとスクロールスピードが上がる。全チャンネルのツイートをダイジェストで一覧表示する画面も用意し、ツイートが多いチャンネルがひと目でわかる。さらに、Twitterアカウントを登録しておけば、torneからツイートを投稿したり、自分のタイムラインなどを確認したりできる。

　このほか、ユーザーから多くの要望があったコントローラ上でのボリューム調整機能の追加、検索機能の強化などを行った。アップデートは、PS3をネットワークに接続した状態で「torne」を起動させると自動で適用される。オンラインアップデートは無償だが、アップデートディスクの配布は有償。

　「torne」は、PS3に接続し、地上デジタル放送の視聴や録画、プレイステーション・ポータブル（PSP）への転送などができるレコーダーキット。2010年3月18日の発売以来、11月末時点で累計50万台を売り上げている。価格はtorne単体が9980円、PS3本体とtorneをセットにした数量限定の「PlayStation 3 HDDレコーダーパック 320GB」は3万9980円。