パナソニックは、CATV(ケーブルテレビ)用のデジタルSTB(セットトップボックス)の新製品「TZ-LS300F」「TZ-LS300P」「TZ-LS200P」の3機種を2011年2月に発売、CATV事業者を通じて提供する。

 ベーシックモデルの「TZ-LS300F」「TZ-LS300P」は、家庭内がブロードバンドでつながるホームネットワークに対応し、パナソニック製のBD(ブルーレイディスク)内蔵STB「TZ-BDW900」シリーズやHDD内蔵STB「TZ-HDW600」シリーズとLAN接続することで、HDDに録画した番組などを別の部屋で再生できる。また、外付けUSB-HDD接続に対応することで、デジタル録画が簡単にできるようにした。

「TZ-LS300F」(左)と「TZ-LS300P」

 「TZ-LS200P」は、CATV加入者が多チャンネルも申し込むときのエントリーモデルとしての位置づけ。音声で番組内容を確認できる「音声読み上げ機能」で簡単操作を実現している。

「TZ-LS200P」

 CATV事業者への提供を担当するパナソニックシステムソリューションズジャパンの平野泉CATV営業グループマネージャー統括部長は、「デジタル放送の多チャンネルサービスを受けるCATV加入者は徐々に増えているものの、現状では、まだまだ浸透していない。手軽にサービスを受けられる環境をつくらなければならないと判断し、ベーシックモデルとエントリーモデルとを強化した」としている。

平野泉部長

 2010年の国内STB市場は、前年比20%増の197万台に達する一方で、Apple TVやGoogle TVなどの登場で、これから競争が激化する可能性がある。平野部長は、「CATV事業者がカバーしなければならない領域が広がっている」として、「現在のCATV加入者に対して、CATVにいかに魅力的かをわかってもらうことが重要」と語った。

 パナソニックグループは、ベーシックとエントリーの3モデルで年間約20万台の販売を見込んでいる。これによって、STB全体では150万台規模になると試算する。