「BCN AWARD 2011」特集 年末商戦突入直前、シェア争奪戦がヒートアップ!

特集

2010/11/12 14:56

 PC・デジタル製品の年間販売数量No.1メーカーを称える「BCN AWARD 2011」を来年1月に控え、2010年の年間のシェア争奪戦が残り2か月を切った。店頭では、年間で最も販売台数が増える年末商戦に向け、着々と準備が進んでいる。すでに突入している感のあるジャンルも存在するほどだ。今回は、実売データ「BCNランキング」から、根強い人気を保つジャンルや、こだわり派のユーザーが多いジャンルなどを、2010年1月1日~10月31日の累積シェアでレポートする。

プレーヤーで気軽にDVDを楽しむ、トップ争いは4.1ポイント差



 レコーダーはすでにBD(ブルーレイディスク)が8割を占めるものの、プレーヤーは依然としてDVDが人気。現在も、BDより市場規模が大きい。モバイルで気軽に使う人が多いのと、価格が手頃なのが人気の理由だ。レンタルビデオも、まだまだBDよりDVDのほうが多い。DVDプレーヤーは、東芝がトップで10か月間のシェアで20.4%を獲得。2位のソニーは16.3%と、4.1ポイント差で争っている。


王者健在のノートPC、東芝が22.2%でトップを維持



 モバイルといえばPCや携帯電話、という時代は終わった。最近はスマートフォンが充実してきたり、アップルの「iPad」に代表されるスレートPCなどが登場したりと、多くの端末が出ているが、インターネットやメール、文章や表の作成、ビジネスソフトの利用などでは、やはりノートPCが便利だ。自宅の部屋でデスクトップPCのように使う場合も省スペースという点で人気を博している。

 シェア争いの状況は、東芝が22.2%のシェアでトップを維持。昨年まで、4年連続で「BCN AWARD」を制している王者は健在だ。ワールドワイドでも順調に推移しており、市場での地位には底固いものがある。


激戦のPCケース、差はわずか0.5ポイント



 PCにこだわりをもつ人には、自作派が多い。“こだわりの作品”に仕上げるとき、PCケースは重要な柱の一つになる。自分が組み込みたいパーツに合った製品を、素材やデザインで選んでいく作業は楽しいものだ。PCケース部門でトップを走るのは、リンクスインターナショナルが販売代理店となっているAntecで、シェアは16.7%。「BCN AWARD」3年連続受賞の勢いは衰えていない。しかし、16.2%で2位のサイズも「BCN AWARD 2007」を制した後、3年連続2位に甘んじている有力メーカーだ。0.5ポイントの僅差が、年末商戦でどう動いていくのか、注目のジャンルである。


PCの必需品、カードリーダーは二強の一騎打ち



 デジタルカメラで撮った画像をPCで読み込んだり、データを移動したりするのに便利なカードリーダー。さまざまなメモリカードで使え、USBメモリのように簡単に扱うことができ、価格はリーズナブル。そんなPCユーザーの必需品のシェア争奪戦は、1位のエレコムが32.4%、2位のバッファローコクヨサプライが32.1%で、0.3ポイント差の一騎打ちだ。デジタルデータを扱う機会がますます多くなる一方の環境で、どんなかたちで利便性を訴えていくのか、使用シーンの提案が重要になってくる。


マウスの4台に1台はエレコム製、「モバイル」や「疲れ知らず」がカギに



 メーカーや家電量販店にとって、デジタル機器との「ついで買い」やリピーターを増やす商材としてポイントになっているマウス。エレコムが25.1%と、4分の1以上のシェアでトップを獲得している。ノートPCやネットブックなどモバイル用途や、オフィスや自宅などでの「快適な使用感」を求めて、複数製品を購入している人も多い。そんなニーズにマッチした製品が、市場制覇のカギになる。


マップ・ナビはクレオがトップを走る、三つ巴の戦いに



 「BCN AWARD 2010」のマップ・ナビソフト部門の栄冠をつかんだのはソースネクストだった。現在は、クレオが24.6%でトップを走り、ソースネクストは23.2%で2位、次いで老舗のゼンリンが33.5%で3位と続く。1位から3位までのシェア差は5.9ポイントで、三つ巴の戦いが続きそうだ。(BCN・佐相彰彦)



*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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