ローランドは、9月1日、電子楽器ブランド「Roland」から11モデルと、ギター関連機器ブランド「BOSS」から2モデルを、9月10日から順次発売すると発表した。同時に、現行の3ブランド――電子楽器「Roland」、映像関連「EDIROL」、業務用音響機器「RSS」――を「Roland」に一本化する。また、コンピューターミュージックのブランド「Cakewalk」からソフトだけをそのまま残し、ハードを「Roland」に移行する。

田中英一社長

 発表会の冒頭、田中英一社長は「製品に加え、楽曲データをはじめとしたコンテンツを提供することで、付加価値の高い製品を訴求していく」と戦略を語った。さらに、世界各地で開催する楽器演奏のコンテストを紹介。「さまざまな地域でムーブメントを起こし、ユーザーの目標になるようなステージをつくってきたい。観客に感動を与えることで、ユーザーのすそ野を広げていく」と抱負を述べた。

 軽量・コンパクトなシンセサイザー「JUNO-Gi」は、1300種類以上のサウンド「ライブ・セット」を搭載。この音源と演奏を最大4音色まで重ねて演奏を楽しむことができる。また、最大8トラックまでの録音にも対応する。 

Roland RD-700NX

 ライブ演奏に適したデジタルピアノ「RD-700NX」は、アコースティックピアノに近い音質とタッチをもつ。「サウンドフォーカス」機能を加え、アンサンブルでも、ピアノ本来の音質を生かした存在感のある音を再現する。会場では、RDシリーズのユーザーでもあるサウンドプロデューサー・武部聡志さんが生演奏を披露し、「鍵盤のタッチが気に入っている」と魅力を語った。 

武部聡志さんによる「RD-700NX」の生演奏

 このほか、デジタルピアノは、持ち運びできる「FP-7F」のホワイトモデル、搭載した液晶画面に練習曲などのアプリを表示する「HPi-6F」「HPi-7F」、パイプオルガンの本格的な演奏が楽しめるクラシックオルガン「C-380」を発売。価格は「C-380」を除いてすべてオープン。実勢価格は「JUNO-Gi」が11万円前後、「RD-700NX」が26万円前後、「FP-7F」が18万円前後、「HPi-6F」が24万円前後、「HPi-7F」が34万円前後の見込み。「C-380」は141万7500円。 

Roland C-380

 ギター関連製品では、ギターアンプ「CUBE-XLシリーズ」を発表。深くパワフルな歪みサウンドをつくり出す新開発の「EXTREME」機能を搭載する。また、PC向けオーディオインターフェース「OCTA-CAPTURE」は、アナログ入力部分に高音質を実現するプリアンプを搭載。入力レベルを自動で最適なレベルに設定する機能を備える。 

CUBE-XLシリーズ

 価格はすべてオープン。ラインアップと実勢価格は、「CUBE-XLシリーズ」で出力が15Wの「CUBE-15XL」が1万5000円前後、20Wの「CUBE-20XL」が2万円前後、40Wの「CUBE-40XL」が2万5000円前後、80Wの「CUBE-80XL」が4万5000円前後、「OCTA-CAPTURE」が6万円前後の見込み。

 「BOSS」製品では、ギターのエフェクタとして、音色を変更する「ST-2」と最大3声のハーモニーを実現する「PS-6」を発売。価格はオープンで実勢価格は「ST-2」が1万1000円前後、「PS-6」が1万6000円前後の見込み。

(左から)BOSS ST-2とPS-6