成宮寛貴さんがサイバー犯罪者?! 「ノートン」の2011年版を発表

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2010/08/25 17:48

 シマンテックは、ウェブサイトや添付ファイルの安全性を評価するレピュテーション技術を強化した「ノートン アンチウイルス 2011」と、子どものインターネット活動を管理する保護者機能を追加した「ノートン インターネットセキュリティ 2011」を、8月27日に発売する。価格はオープン。

CMキャラクターの成宮寛貴さん

 いずれも、約5800万人の世界中のノートンユーザーによる情報をもとに安全性を評価し、安全でないファイルにフラグを設定するなどで、PCをウェブの脅威から守るレピュテーション技術を強化。新たに、PC上のすべてのプログラムと実行中のプロセスの信頼レベルや経過日数、普及率を調べる「評価スキャン」機能を備える。

「ノートン」新製品を発表

 ダウンロードファイルの危険性を警告する「ダウンロードインサイト」機能を改善。対応するインターネットブラウザは、これまでのInternet ExplorerとFirefoxに加え、Google ChromeやSafariなど、7ブラウザに増やしている。このほか、システムリソースを過度に使用するプログラムの動作を制御する機能などをもつ。

 「ノートン インターネットセキュリティ 2011」には、ウェブからアクセスする保護者機能「ノートン オンライン ファミリー」を追加。子どものチャットやSNSでの活動などを監視し、個人情報漏洩などの問題を未然に防いだり、子どものインターネット活動を管理することができる。

 ラインアップと実勢価格は、「ノートン アンチウイルス 2011」の通常版が4980円前後、オフィスパック5PC(10PC)が9480円前後(1万7980円前後)。「ノートン インターネットセキュリティ 2011」の通常版が6480円前後、オフィスパック5PC(10PC)が1万2280円前後(2万3380円前後)の見込み。

 新製品のCMキャラクターには、俳優の成宮寛貴さんを起用。3本のCMで、成宮さんはネットストーカーや詐欺師など、サイバー犯罪者の悪キャラを演じている。

サイバー犯罪者に扮する成宮寛貴さん

 8月25日の発表会で、成宮さんは「各キャラクターの笑い方などに差をつけて演じるのが難しかった」とエピソードを語り、「このあいだ、友人がサイバー犯罪の被害を受けて、脅威を身近に感じた。やっぱりセキュリティソフトを使わないと……」と、体験を交えながら新製品をアピールした。

CMのエピソードを語る成宮さん

 8月25-27日の3日間、サイバー犯罪のブラックマーケットに対する認知を高める啓発活動の一環として、成宮さんが登場するビデオなどを流す展示スペース「Black Market」を、東京・大手町メトロスクエアに設ける。今後、全国主要都市で一般公開を予定する。

展示スペース「Black Market」を大手町に開設