マカフィー、Windowsのショートカットを悪用するマルウェアの調査結果

ニュース

2010/08/09 14:29

 マカフィー(加藤孝博会長兼社長)は、マイクロソフトが7月16日に更新したセキュリティホール情報を悪用するマルウェアがすでに出回っていることに関して、調査結果を自社ブログで発表した。

 最も頻繁に使用されている手法は、USBドライブを経由したもので、SMBプロトコル経由のファイル共有サービスを悪用する手口も多く存在し、イントラネット経由のマルウェア感染拡大につながっている。ウェブサーバー経由でファイル共有するWebDAVも、同じように悪用されやすい。

 マイクロソフトでは、Windows XP SP2のサポート期間をすでに終了しているなど、セキュリティホールが未修正のまま放置される可能性がある。マカフィーでは、このセキュリティホールの攻撃は、今後も拡大していくとみている。そのため、ウイルス対策ソフトのアップデートを怠らず、常に最新のウイルス定義ファイル(DAT、シグネチャ)を使用するなど、適切な対応をすることを勧めている。