パナソニックは、7月28日、3D動画撮影に対応した家庭用デジタルビデオカメラ2モデルを世界で初めて商品化し、8月下旬に発売すると発表した。通常の2D映像を高画質で撮影できる新製品に、別売の3Dコンバージョンレンズを装着することで、3D撮影ができるようになる。

 記者発表会で西口史郎・デジタルAVCマーケティング本部本部長は、「結婚式や子どもの入学式、運動会など、人生の晴れの日を家庭で撮影することが一般化した。3D元年の2010年は、家庭用ムービーに新時代が到来する」と、新製品を紹介。また、「3Dが導入期から普及期へと移っていくなかで、3Dは自分で“つくる”フェーズに入った。そこに3Dムービーを投入する」と自信を示した。今後は、デジタル一眼カメラ「LUMIX Gシリーズ」で3D撮影ができる交換レンズを、年内をめどに商品化する予定。 

別売の3Dコンバージョンレンズを装着することで3D撮影ができる

 新製品は、内蔵メモリが96GBの「HDC-TM750」と64GBの「HDC-TM650」の2モデル。業務用の3Dデジタルビデオカメラセンサ「3MOS」を搭載するなど、プロの技術を家庭用に応用することで商品化を実現した。3MOSは、映像を赤・緑・青の3原色をプリズムで正確に分け、それぞれのセンサで処理することで、被写体の色彩をきめ細かく記録する。 

デジタル一眼カメラ「LUMIX Gシリーズ」で3D撮影ができる交換レンズを年内をめどに商品化

 撮像素子は1/4.1型MOSで、1080/60p記録が可能。動画有効画素数が759万、静止画が789万。ズーム機能は、iAズーム18倍、光学ズーム12倍、デジタルズーム30倍/120倍を備える。手ブレ補正機能は、光学式に電子式を加えた「ハイブリッド手ブレ補正機能」と「手ブレロック機能」を搭載し、手ブレを強力に抑える。外部メモリは、SDXC/SDHC/SDメモリカードに対応する。

 「HDC-TM750」は3.0型ワイド液晶モニタを搭載。本体サイズは、幅66×高さ69×奥行138mm、約380gで、実勢価格は16万円前後の見込み。「HDC-TM650」は2.7型ワイド液晶モニタを搭載。本体サイズは幅62×高さ66×奥行126mm、重さ約328gで、実勢価格は13万円前後の見込み。

 3Dコンバージョンレンズ「VW-CLT1-H」は、サイドバイサイド方式の3Dを採用。「HDC-TM750」または「HDC-TM650」に装着して撮影した3D動画は、同社の3Dテレビ「3D VIERA」や同方式の他社製3Dテレビで視聴できる。本体サイズは、幅78×高さ59×奥行97mm、重さ約195g。実勢価格は3万8000円前後の見込み。 

西口史郎・デジタルAVCマーケティング本部本部長

 パナソニックは、今回の3D対応ビデオカメラによって「撮る」、3Dビエラで「見る」、ブルーレイ ディーガで「残す」の「3D Link」を打ち出し、3Dを訴求していく。