Shure Japan、高級カナル型イヤホン、丈夫な着脱式ケーブル採用

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2010/07/13 11:07

 Shure Japanは、7月12日、カナル型イヤホンの上位モデルとして、着脱式のケーブルを採用する「SE535」「SE425」と、昨年発売した「SE115」の新色を、7月下旬から順次発売すると発表した。価格はオープン。ラインアップと実勢価格は、ドライバユニットを3基搭載する最上位モデル「SE535」が5-6万円前後、2基備える「SE425」が4万円前後、「SE115」の新色、クリアーが1万円前後の見込み。

SE535

 「SE535」「SE425」は、イヤホン本体からケーブル部を外すことができる着脱式ケーブルを採用。コネクタ部は360度回転する。ケーブルにはワイヤーを入れているので、耳の後ろにケーブルを回して装着する“Shure巻き”をしたとき、ケーブルが耳にフィットしやすい。ケーブルは磨耗を防ぐため、丈夫な素材を使用して強度を高めた。今後発売する予定のスマートフォン向けマイク付きケーブルとの交換も想定している。

ケーブルを耳の後ろに回す“Shure巻き”

 最上位モデル「SE535」は、3基のマイクロドライバと、音声信号を高域と低域に分割するクロスオーバーを内蔵することで、奥行き感のある中高音と低音を再現する。内部で再現した音を耳に伝えるノズルの角度を工夫し、音が鼓膜に届くまでの伝達と耳へのフィット感を高めた。

SE425

 周囲の音を遮る機能として「Sound Isolation」を搭載。騒音と逆位相の音を発生して音声を打ち消す一般的なノイズキャンセリング機能と比べ、外部からの音の侵入を2-3倍防ぐという。乾電池が必要ないので、小型・軽量。

 ケーブルは長さ1.6mのY字型。付属品は、形状の異なる4種類のイヤーパッド、コネクタを直径3.5mmから6.3mmに変換するアダプタ、ハードキャリングケースなど。「SE535」には、音量調節ダイヤル付きのケーブル、航空機用のアダプタも付属する。外観は主張しすぎないシンプルなカラーにした。「SE535」がメタリックブロンズ、クリアー、「SE425」はメタリックシルバー、クリアー。

SE535とSE425のパッケージ

 2009年6月に発売した「SE115」に新色のクリアーを加え、カラーバリエーションは5色となる。今秋には、「SE115」をベースに、スマートフォン向けのマイク付きケーブルを備える「SE115m+」も発売する予定。実勢価格は1万2000円前後の見込み。

岩崎顕悟代表取締役

 岩崎顕悟代表取締役は、新製品の発売と同時に、家電量販店向けの販売代理店を完実電気に変更することを明らかにした。これまでのヒビノインターサウンドは、主に楽器専門店について継続して販路を確保していく。