観光庁、休暇取得の分散化に関する意見を募集

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2010/06/22 12:02

 国土交通省観光庁経済産業省は、インターネットを使ってアイデアを集める「アイディアボックス」の仕組みを利用して、休暇取得の分散化に関する意見を募集する。期間は6月22日から7月12日まで。

「休暇分散化に関するアイディアボックス」のトップページ

 現在、観光立国推進本部休暇分散化ワーキングチームが、休暇取得の分散化について検討を行っている。休暇取得の分散化は、旅行コストの低減や観光産業の生産性の向上・雇用の安定化など、さまざまな効果をもたらすと考えられているが、企業活動や国民生活に与える影響について検討する必要がある。

 今回、具体的な制度設計の参考とするため、アイディアボックスの仕組みを活用したサイトを6月22日に開設。参考資料とともに八つの設問を用意し、意見を募集する。URLはhttp://open-meti.go.jp経済産業省観光庁のウェブサイトのトップページに、同ページに飛ぶリンクを掲載し、PRする。

 「アイディアボックス」は、インターネット上で議論を行うためのシステムで、ユーザー登録すると、アイディアに対する投票、投稿などを行うことができる。経済産業省では、2009年10月に「電子政府」のテーマで「アイディアボックス」を利用した意見募集の実証実験を初めて実施。今年2月~3月には、産業構造審議会情報経済分科会での検討に活用し、国内初の国民参加型ネット審議会を実現した。