ソニー、立ったまま両手で使える新ポケットスタイルPC「VAIO Pシリーズ」

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2010/05/10 16:37

 ソニーは、「VAIO」の2010年夏モデルとして、立ったまま持って操作できる新しいポケットスタイルPC「VAIO Pシリーズ」を5月22日に発売する。

VAIO Pシリーズ(使用イメージ)

 「Pシリーズ」は、片手で掴んで持ち運べるコンパクトサイズのモバイルPC。天板、底面・バッテリ、キーボードを一つの色でぐるりと包み込むようなデザインで、アクティブなイメージのビビッドな6色を用意した。店頭販売する標準仕様モデルは、ホワイト、オレンジ、ピンクの3色、仕様をカスタマイズできるVAIOオーナーメード/法人向けカスタマイズモデルは、これらに加え、グリーン、ブラック、ブラッククロコダイルから選べる。

 液晶の両脇にあるタッチパッドとクリックボタンを使えば、立ったまま操作することができる。スクロール、タップ、ダブルタップの操作に対応。左右ボタンを同時に押しながら、タッチパッドを動かすとスクロールできる。また、新たに加速度センサーを搭載し、本体を軽く左右に傾けるだけで、Webのページ送りや戻しといった操作が直感的に行える。縦に半回転させれば、Webページや写真の縦長表示も可能。

アクティブなイメージのビビッドカラーを採用
(左からグリーン、ピンク、オレンジ、ホワイト、ブラック)

 液晶ディスプレイは解像度1600×768ドットの8型ウルトラワイドで、CPUは、従来より速い「インテル Atom Z530」を搭載する。記憶媒体にはSSD(Solid State Drive)を採用し、データ読み書きの高速化や軽量化、バッテリ駆動時間の向上などを図った。バッテリ駆動時間は、付属のSバッテリ装着時で従来比約1.5倍の約5.5時間、別売のLバッテリ装着時は約11.5時間。

 標準仕様モデル「VPCP119KJ/D」「VPCP119KJ/P」「VPCP119KJ/W」の価格はオープンで、実勢価格は10万円前後の見込み。標準仕様モデルは、無線LAN機能に加え、WiMAX機能を標準搭載する。VAIOオーナーメード/法人向けカスタマイズモデルは、無線WAN機能の搭載を選択でき、回線もNTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDと日本通信のb-mobileから選ぶことができる。