ソニー、ベルリン・フィルのコンサート映像をブラビアなどで有料配信

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2010/05/07 16:15

 ソニーは、ドイツとイギリスで、液晶テレビ「ブラビア」やブルーレイディスク製品などネットワークコンテンツが視聴できる機種を対象に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベルリン・フィル)のコンサート映像の有料配信を5月6日に開始した。

 ネットワークコンテンツ視聴機能の「ブラビア インターネットビデオ」や「ブラビア インターネットビデオリンク」のコンテンツに、ベルリン・フィルのオンラインサービス「デジタル・コンサート・ホール」を追加した。コンサート映像は、同社の対応機種にストリーム配信される仕組み。

 ベルリン・フィルが2008年と09年に行った公演約60本を、高精細なハイビジョン画質と高音質な迫力あるサウンドで配信。まずはドイツとイギリスでスタートし、今後はアメリカ、日本、カナダ、その他の欧州でも同様のサービスを提供する。日本向け製品の場合、「ブラビア ネットチャンネル」対応機種が対象となる。

 ベルリン・フィルの前終身指揮者・芸術監督であった故ヘルベルト・フォン・カラヤン氏と親交の深かったソニーの大賀典雄相談役は、「ベルリン・フィルの臨場感溢れるコンサートの模様を、ソニーの液晶テレビ『ブラビア』やブルーレイディスク製品を通じて、お客様のご家庭で手軽に、そして高画質・高音質で楽しめるということは大変素晴らしいことだと思います」と述べている。

 ベルリン・フィルのチェロのソリストであり、ベルリン・フィルハーモニー財団ボードメンバーのオラフ・マニンガー氏は、「ベルリン・フィルのメンバーは、カラヤン氏がソニーと培った協力関係を継続することを大変喜んでいます。人々が好きな時にリモコンでコンサートを視聴できることは、非常に画期的なことだと思います」と、今回の提携を世界中の観客を魅了する機会と位置づけている。