シード・プランニング、2010年の3Dテレビ世界市場を約240万台と予測

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2010/04/05 13:29

 シード・プランニング(梅田佳夫社長)は、3月31日、家庭用3Dテレビの市場動向と普及予測調査結果を発表した。3D元年といわれる2010年は、世界の3Dテレビ市場が約240万台規模になると予測。そのほか、15年にはテレビ出荷台数に占める割合が世界で約21%の5000万台、日本では約26%の420万台になるとしている。

 パナソニック、ソニー、サムスン電子、LG電子、その他メーカーの2010年度の3Dテレビ市場販売目標の合計は約700万台。これは2010年4月-2011年3月の年度目標で、暦年換算すると商品投入期間は9か月で、年間の4分の3になる。10年は3Dコンテンツが少ないことや、各社の販売目標の4割弱が達成されたと仮定すると、2010年の3Dテレビの世界市場は、約240万台になるとみている。

日本のテレビ出荷台数に占める3Dテレビの割合(予測)

 世界の3Dテレビは、40型以上から3D化が進み、10年には800万台、15年には5000万台となり、年間出荷量の約2割になると予想。一方、国内の3Dテレビは、パナソニック、ソニーが市場を牽引し、世界と比べて早く普及する見込み。11年には100万台を突破し、15年には420万台と、テレビ全体の26%に達するとしている。

 同社では、3Dテレビは、テレビの各種機能の一つとしての認識が高まっていくが、実際に3Dコンテンツを視聴するかどうかは、魅力あるコンテンツの登場にかかっているとしている。