ニコンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」の春モデル3機種を3月11日から順次発売する。価格はオープン。ラインアップと実勢価格は、夜でもキレイな写真が撮影できる薄型の「S6000」が3万円前後、タッチパネル式の液晶モニタを搭載する「S4000」が2万5000円前後、5色のカラーバリエーションをもつ「S3000」が2万円前後の見込み。

コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」の春モデルを発表

 「COOLPIX S6000」は、28-196mm(35mmフィルムカメラ換算)の光学7倍ズームレンズを搭載しながら、レンズ部の奥行きを25mmと薄く仕上げたスリムなボディが特徴。起動時間を約0.75秒、撮影のタイムラグを約0.3秒に抑え、すばやいレスポンスでシャッターチャンスを逃さない。流行に敏感なアクティブな男女をターゲットに展開する。

 暗い場所でもキレイに写真が撮れる「夜撮りキレイテクノロジー」を装備。ノイズの低減、手ブレ・被写体ブレを検知してシャッタースピードやISOを設定する「モーション検知」、レンズシフト式手ブレ補正機能、フラッシュ制御という四つの機能を組み合わせることで、美しい夜景を撮ることができる。

COOLPIX S6000

 動画は1280×720画素のHD画質の撮影ができる。ファイル形式はMOV。撮像素子には1420万画素の1/2.3型原色CCDを採用した。内蔵メモリは約45MB、外部メモリはSDカードに対応する。モニタのサイズは2.7型。サイズは幅97.0×高さ55.5×奥行き25.0mm、重さは約156g。カラーはフラッシュレッド、ノーマルブラック、シャンパンシルバー、ソフトブラウン。電源は充電式バッテリ。

 「COOLPIX S4000」「COOLPIX S3000」は、20-30代女性をターゲットにしたモデル。いずれも有効1200万画素の1/2.3型原色CCDと、27-108mm(35mmフィルムカメラ換算)の光学4倍ズームレンズを搭載。美肌効果や笑顔認識自動シャッターなど、ポートレートがキレイに撮れる「ベストフェイス機能」を備える。

COOLPIX S4000

 「COOLPIX S4000」は、タッチパネル式の3型モニタを採用するモデル。被写体にタッチしてピントを合わせる「タッチシャッター」や、動く被写体を追いかけてピントを合わせ続ける「ターゲット追尾」など、タッチ操作ならではの機能をもつ。写真にフレームを付けたり、付属のタッチペンで文字を書き込んだりできる「ペイント」機能を使えば、写真の編集が楽しめる。

 「S230」の後継機として、光学ズーム倍率を3倍から4倍に高めたほか、解像度を1000万画素から1200万画素に向上。モニタの画質は、約23万ドットから約46万ドットになった。また、AVI形式の1280×720画素のHD画質の動画を撮影できる。

 記録媒体はSDカードに対応。約45MBの内蔵メモリをもつ。サイズは幅94.5×高さ56.5×奥行き20.4mm、重さは約131g。カラーはブライトブロンズ、シャイニーシルバー、ルビーレッドの3色。電源は充電式バッテリ。

COOLPIX S3000

 「COOLPIX S3000」は、ポップなビタミンカラーのバリエーションが豊富なモデル。ラインアップはファインオレンジ、ピュアシルバー、ビビッドピンク、アクアブルー、ポップグリーンの5色。

 「S220」の後継機で、モニタのサイズを2.5型から2.7型に大きくした。さらに、光学ズーム倍率を3倍から4倍に、解像度を1000万画素から1200万画素にそれぞれ向上。動画撮影は640×480画素のAVI形式に対応する。記録媒体はSDカードで、約47MBの内蔵メモリをもつ。サイズは幅94.3×高さ55.9×奥行き19.0mm、重さは約116g。電源は充電式バッテリ。

ニコンの風見一之・執行役員映像カンパニー開発本部長

 2月22日に開催された製品発表会の冒頭、ニコンの風見一之・執行役員映像カンパニー開発本部長は、ユーザーのニーズとして「失敗なく写真を撮りたい」という声があることを指摘。こうした要望に応えるべく、「(起動時間や撮影のタイムラグなどの)レスポンス」「(携帯することを考慮した)小型化」「画質」の3点を追求していくと述べた。

 さらに製品戦略として、プロジェクターを内蔵した「S1000pj」のような「提案型」製品と、夜景の撮影をサポートする「S6000」をはじめとする「不満解消型」製品を軸に据え、フルラインアップ戦略を維持する方針を明らかにした。